2025/01/23(木) 10:00 0 4
松阪競輪場で23日に初日を迎えた「蒲生氏郷杯王座競輪(GIII)」。BSの位置取りも想定した本格競輪予想を提供する「倉本匠馬」が今シリーズの展望と注目選手を紹介します。最終日の12R決勝では「無料予想」も公開しますので、お見逃しなく!
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昨年のKEIRINグランプリは現役選手の中では最も安定感のある古性優作が勝利し2024年の幕を閉じたが、今年もすでに「和歌山グランプリ(GIII)」を制しており王者として君臨しそうな雰囲気がある。2025年は新しいニュースターが誕生するのか、それとも現SS班がそれに対抗するのか注目の1年となりそうだ。どんどん競輪の質やレースの傾向も変わっている印象があるので、筆者も遅れないように注視していきたい。今回は松阪の記念レースを取り上げたが、レースの迫力があってスピード勝負になりやすいのでシンプルに予想を組み立てたいところだ。
バンクの特徴としては1周が400mで見なし直線は61.5mとかなり長めに設定されており、映像で見ても分かるように直線の侵入角度がかなり特徴的と言えるだろう。また、選手にも好評のクセのないマッコーネル緩和曲線を使用しており、カントもキツイので、外からも伸びてくる傾向にあり、内目を追走する選手にとってはかなり不利の条件である。
さらに、高速レースになりやすいので、予想する際にはパワーよりもスピードを重視し、個々の力を優先したいところだ。公式ホームページではバンク上空から撮影したバンクの映像があるので、それも一度確認して欲しい。
スピードとパワー、安定感など全てのジャンルにおいて高いポテンシャルを見せており、今の競輪界でははずば抜けた能力を兼ね備えてる選手。過去の松阪の「ウィナーズカップ(GII)」でも車券を外さない走りを見せていて、もちろんここも負けられないレースとなりそうだ。今回のメンツならば自力で勝ち切るスピードも十分にあるので、4日間の堅軸としては最適な存在と言えるだろう。
グランプリでは宿舎入りを1日間違えるなどお茶目な部分も。しかし、レース内容自体はかなり後手に回る中で良い脚を見せており、改めて上位との差はないことを確認する走りであった。今年は初のレースとなるが、「ウィナーズカップ(GII)」で連続1着など松阪バンクとの相性も問題ないだけに優勝候補の筆頭として挙げるべき存在だろう。地味なタイプで人気は決してしないので、車券的な妙味がある場面では積極的に狙いたいところだ。
近年の松阪記念では決勝で敗れているように、地元勢の有利はあるもののどちらかと言えばスピードよりもパワーのあるイメージがある選手。もちろん、年末のレースでも好走しているように相性は悪くないので、ある程度の注意は必要だろう。ただ、個人的には一線級の相手にはスピード不足の印象があるので、その辺りをどう判断するかによるだろう。
上記に主に優勝が期待できるSS班の古性と岩本、地元勢で一矢報いたい浅井などかなりの注目が集まる選手を取り上げたが、それ以外の選手にもチャンスは十分にある。『高速決着』という観点で松阪との相性という部分を大きく重視するならば、ナショナルチームの経験のある小原佑太や深谷知広などが中心で、シンプルにスピードとカントを上手く生かせそうな選手を中心に買いたい。比較的狙いやすい競輪場ではあるので、個々の能力と組み合わせながら狙いたいところだ。スピードバンクの予想にはそれなりに自信があるので、最終日の決勝の無料公開含めて期待して欲しい。
※最終日 決勝は無料で予想を公開します。お見逃しなく!