2025/01/13(月) 17:00 0 1
玉野競輪場のナイター「netkeirin杯(FI)」は、16日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
地元の顔役の岩津裕介。タイトルを獲ってから長い年月があるが、S級のトップ戦線で活躍。華麗なるテクニックと鋭いタテ脚で、中四国でも一目置かれる実力派のレーサー。ラインの石原颯を目標に完全優勝を目指す。その石原は9車より7車を得意にしている。当地も得意にしており、次は大事な地元高松記念も控える。3番手を久保田泰弘が固めて本線を形成する。北日本は山崎芳仁、佐藤友和、渡邉一成の88期スター軍団と呼ばれたメンバー。この3人で、いくつタイトルを獲ったかは分からない。あの当時、中部みたいな“たらい回し作戦”をやっていたら、その数も倍増していただろう。関東は橋本瑠偉に横山尚則の栃茨ラインで捲り一発狙い。九州は瀬戸栄作、久島尚樹、坂本健太郎でライン的に弱い。地元の2班は山本奨と筒井敦史で、まずは予選突破がノルマ。
A級は傑出者が不在。S級では成績を残せなかった仁藤秀だが、A級戦では見違えるのか。連係するのは同県の支部長の鈴木良太か栗本尚宗。北日本は中村弘之輔の自在戦に開坂秀明、杉山悠也の折り合い。関東は早坂秀悟にS級下がりの長井妙樹。中四国は若手の活躍が鍵。地元の三木健正と中原航大、S級から落ちてきた渋谷海が決勝進出候補。九州は徳永泰粋が力を付けている。
ガールズケイリンは追加で入った吉川美穂と柳原真緒のV争い。この2人は年末のグランプリに乗りそうな有力なメンバー。吉川美穂は高知からスタートしたが1着、1着、決勝4着。柳原も名古屋を走り、吉川と全く同じ着順で今年初Vを目指す。3番手の評価になるが飯田風音は地元西武園で完全優勝と、今年は大ブレークの予感もある。竹野百香も、正月開催のいわき平で完全優勝。メンバーに恵まれたとは言え、価値ある内容だった。あと競走得点が高い選手は吉岡詩織の自在戦。