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【平安賞】村上兄弟の燃えたぎる思いが向日町を熱くする

2021/09/03(金) 20:00 0 6

向日町競輪場の「開設71周年記念平安賞(GIII)」が3日に2日目を開催した。3日目の準決勝に挑む村上博幸(9R)と村上義弘(11R)に話を聞いた。

二次予選8Rを2着で突破した弟・村上博幸

 弟、博幸は二次予選8Rを2着で突破したが表情はこわばっていた。

 前検日から「年々、体力が落ちているのは自覚している」、「いろいろ試しているけどなかなか噛み合わない…」とここ数年、レベルが上がったS級上位のハイスピードに苦悶する様子が伝わってきたが、この時も「自分の中では来年(の地元記念)は見ていない。今年が最後ってつもりでやっています!」と悲壮感が漂ってきた。

脇本雄太と連係した兄・村上義弘

 兄、義弘は二次予選12Rで脇本雄太と連係。一瞬、口が空きかけ立て直したものの、2角の下りで加速した脇本に離れてしまった。何とか3着に踏み留まったが課題を残す結果となった。

「タイミングが合わなかった…。自分が仕掛けるかなと思ったところで行かなくて…。打鐘すぎの2センターでフワっと脇本が外に出して力を抜いたあと、加速していったので…。それを見た時はもう遅かったです」と呼吸を合わせられず痛恨の面持ち。

「うまく行かなかったのでもう一度…。自転車を含めて考えたい。今日は脇本-村上で買ってくれたファンの皆さんに迷惑をかけました。残り2日間で何とかしたい」と立て直しを約束した。

 共に、地元記念に懸ける思いは誰にも負けない。長年かけて積み上げてきたプライド、そして“村上ブランド”を地元・向日町で下げるわけにはいかないのだ。(netkeirin特派員)

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