2024/12/28(土) 16:15 0 0
準決勝は正攻法から突っ張り切った松田昂己の番手から捲ってきた磯島康祐に併せ、タイミングよく抜け出した上原が節目の通算300勝を達成。
レース後には「松田君がメイチで踏んでくれていたけど、磯島君のスピードがよすぎた。3コーナーの登りだったから、何とか止められた。平面で来られたら軽く行かれていたと思う。併せ切れたのはたまたまだと思う。節目の300勝を達成できたけど、まだまだこれから400勝、500勝と挙げていければ。そうじゃないと選手として終わっちゃうので(苦笑)。300勝は通過点ですよ」と口にしたが「松田君は地元なのにあんなに頑張ってくれた。点数も徐々に上がってきている選手だし、これからが楽しみな選手ですよね」と松田を賞賛していた。
そんな上原はかなり目標がいる番組が増えてきたが「年齢を重ねていくなかで、若い自力選手が増えたので、最近は目標が付くことが多くなってきた。でも、いないときは自分でやるし、オールマイティーにできればと思っています」と応えた。
番手での仕事も大事だが、スピード競輪になった最近はタテ脚も求められる。S級の上位クラスの追い込み選手ですらタテがないと厳しいと言っているが、それは階級が違えど同じことが言える。
決勝は関東は別線を選択して中島将尊-上原の上信コンビに伊藤慶太郎-小林申太-女屋文伸の関東3車。若手同士となった近畿両者は仲野結音-末廣快理の順で並ぶこととなった。
「中島君とは何回も連係しているし、勝つレースをしてくれれば自分にもチャンスはあると思うし、ゴール前勝負ができれば」と少々控えめなコメントを残して締め括った。(アオケイ・宮本記者)