2021/08/31(火) 13:00 0 3
楠野史尭は関西出身。アルペンスキーをやるために北海道の高校入学後に、大学でもスキーをやるために埼玉へ。
「大学のスキー部は夏の間に自転車を使ったトレーニングをやる。ロードレーサーで夏は自転車に乗っていた関係からOBの人に競輪を教えてもらった。そこから競輪選手を目指した」。
そんな楠野はデビュー後に苦戦。70点を切る競走得点から始まったが、今では90点に迫る勢いだ。その辺を尋ねると「意識改革ですかね。とにかく練習をやるようになったのは確か。それから普段の生活。食事とかにしても気をつけるようになった。今、思うと若い時からその気持ちがあったら、もっと早く強くなれたのにね。宮城の庄司(信弘・84期)さんとか福島の宇佐見(裕輝・94期)さんは、同じクラスを走っていたのに、今はS級ですからね。そう思うとまだまだ強くなれるはず。来期はA級1班だと思うし、まずは特選スタート。そうすれば自ずとS級が見えてきますから」。
A級1、2班の初優勝は伊藤慶太郎の番手だっただけに、2度目の優勝は自力で掴みたい。その日は近いはず。 (アオケイ・伊藤博記者)