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【今週の競輪好プレー】松浦悠士の好プレー? 変態プレー? 土竜?/ 佐世保GIII・3日目11R準決

2024/12/23(月) 17:00 0 2

東京スポーツの前田睦生記者がレースの中から”思わず唸った”選手をピックアップする「今週の競輪好プレー」。今週は競輪好プレー常連の松浦悠士の変態プレー!?をお届けします。前田記者直筆解説と一緒にぜひご覧ください。

12月21日 佐世保競輪「九十九島賞争奪戦(GIII)」3日目 S級 準決勝

理解できない高度の好プレーを見せた松浦悠士(撮影:北山宏一)

 佐世保競輪場の大阪・関西万博協賛「開設74周年記念 九十九島賞争奪戦(GIII)」の3日目、12月21日に目を疑う光景があった。松浦悠士(34歳・広島=98期)も当コーナー、好プレーの常連選手だ。

 松浦は打鐘で先頭に立つ伊藤颯馬(25歳・沖縄=115期)を叩いて出る。長め距離を先行する形になる。ホーム前から仕掛けてきた佐々木悠葵(29歳・群馬=115期)を2角で猛然とブロック。これは、松浦的には普通のプレーだ。

 今回の好プレーは、その後。いや、好プレーというのかどうなのか…があるプレーだ。もう一発ブロックにいったところ、内から伊藤が復活してくる。佐々木マークの末木浩二(33歳・山梨=109期)が外にいてアンコの状態。4角、後退していくのが通常だ。

 周囲を囲まれた状態で、松浦は盛り返していく。伊藤、末木に当たって、当たって…。また、伸びていく。余力があった、というだけではないだろう。当たりながら伸びていく、変態的な動きだった。好プレーではなく、変態プレーなのかもしれないが、とにかく理解できないので★は1つとしよう。

 気持ちの乗り方や執念を含め、松浦らしさが大いに出た走りだった。決して、スマートに、力強く、ではない。泥臭く、いろんな手を尽くして、が真骨頂だ。決勝進出をあきらめずに、暗闇の中を突き進むモグラ走法。2025年は太陽目指して、踏み上がっていく。

 今の状態で走り続けることができたら、好プレーのオンパレードとなるだろう。

1番車・松浦悠士(写真提供:チャリ・ロト)

すごいで賞=★☆☆☆☆(星1つ)

▶︎佐世保競輪12月21日 11R S級 準決勝の結果はこちら
▶︎前田節満載のコラム「前田睦生の感情移入」はこちら

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