netkeirinの皆さん、こんにちは。ミープロの香澄明希です！

　先日、昨年に続きKEIRINグランプリの前夜祭にお邪魔させていただきました。昨年はグランプリの予想担当だったので、発表されたばかりの車番やレース展開を考えることに気を取られており勝手に緊張でいっぱいだったのですが、今年は競輪ファンの皆さまとの時間をめいっぱい楽しく過ごさせていただきました☻

　たくさんの方にお声をかけていただき、netkeirinのコラム見てるよ！ 回収率良いよね〜っておっしゃっていただいたり、ミープロケイリン倶楽部の好きな動画のお話をしてくださったり、とってもとっても嬉しかったです。

　皆さまのあたたかいお言葉が本当に励みになっています。ありがとうございます。

　こちらのコラムと予想は、私の記事を読んでくださっている方のお金を減らすわけにはいかない！ という一心で書いているので、少しでも皆さまのお役に立てたら嬉しいです。

　今節の九十九島賞争奪戦には、昨年グランプリを走った現SSの選手が3名参戦しており、3名とも準決勝に勝ち進んでいます。ファンの方々は、ずっとS班で活躍する姿を見たいという気持ちももちろんあるかと思いますが、FI戦で近くでレースを見られるのもきっと嬉しいことだと思いますし、郡司浩平選手や平原康多選手のように、すぐにS班に戻られる選手もきっとたくさんいらっしゃることでしょう。今節はもちろん、来年の活躍も楽しみです。

■九十九島賞争奪戦 準決勝・展望

【10R準決勝 15:14発走】

　地元長崎の選手が8名出場している今大会。うち4名が準決勝に進出しています。

　山崎賢人選手は世界選手権での金メダルをひっさげての地元記念凱旋参戦。番手の井上昌己選手とは、二次予選でも他のラインを力でねじ伏せて九州ラインで確定板を独占しました。井上選手と一緒の勝利者インタビューでは「状態は良い、明日はもっとよくなる」とおっしゃっていて、期待が募ります。

　SS佐藤慎太郎選手は、初日特選で直線で佐藤選手らしい伸びを見せ、3着。どこから来たんだろう、と何度もレース映像を見返しました。

　井上選手同様ここまで1着のみで勝ち上がっている坂井洋選手は、連日謙虚な勝利者インタビューですがまったく危なげなく、前節の水都大垣杯GIIIの優勝に続き安定感抜群です。

　窓場千加頼選手は二次予選で1周先行し、押し切りラインワンツー。一次予選でも稲川翔選手と連係し、稲川選手の援護もありここでも2人でワンツーを決めています。
▶︎10Rの出走表はこちら

【11R準決勝 15:52発走】

　SSの松浦悠士選手は、今節が11月後半の競輪祭から3本目のGIII参戦。勝利者インタビューでは「弱い」とびっくりすることをおっしゃっていましたが二次予選では前がもつれたところでまくり、南潤選手の後ろに入ってしっかり差し切るレース運びは、いつも落ち着いてレースを見極めている松浦選手ならでは。

　ここ最近特に長い距離を積極的に攻めている佐々木悠葵選手率いる関東ライン、アグレッシブな菅田壱道選手と今節も仕事ぶりが目立つ和田圭選手の宮城ライン、連日地元の選手を背負い地元選手の1着に貢献している伊藤颯馬選手率いる地元地区の九州ライン。

　どのラインも積極的なレースをする選手が揃っていて、数の利もある中四国ラインにどういう戦法で挑むのか楽しみです。
▶︎11Rの出走表はこちら

【12R準決勝 16:35発走】

　SSの深谷知広選手は二次予選でつっぱり先行で別線を圧倒。まさに深谷選手ここにあり、といったレースでしたが準決勝でも深谷選手らしい力強いレースを見せてくれそう。

　昨年の九十九島賞争奪戦では、移籍後初の参戦で完全優勝の荒井崇博選手。今節の初日特選で「1着をとれなかった分、気楽になった」とおっしゃっていましたが、もちろん連覇を狙っているはず。深谷選手の番手は絶好のポジションです。

　橋本壮史選手と杉森輝大選手は一次予選ぶりの連係。二次予選では長い距離の外並走を余儀なくされながらも、しっかり坂井選手の番手に戻り、2着に入った橋本選手の脚力はないがしろにできませんし、同じく二次予選で急遽単騎戦となりながら9番手から3着に入着した杉森選手も、欠場明けの影響をまったく感じません。
▶︎12Rの出走表はこちら