2024/12/19(木) 23:00 0 0
9Rは九州トリオの上位独占が決まった。ロング捲りで別線を粉砕した嘉永泰斗に乗って、地元の阪本和也が差し切り勝ち。ネームバリューを考えると、一次予選は確勝級といってもいい嘉永は白星ならず。ライン競走としては申し分ない走りだったが、強かった頃なら難なく振り切っていただろう。
「選手紹介、いや、アップの段階からなんか噛み合ってなかった。余裕はあったけど、やっぱりなんか良くない。サドル周りが気になった。いじりたいですね。しっかり仕掛けられているから脚自体は問題ないと思うんですけどね」
前検日に前走の競輪祭を「あまりって感じ。特に体と自転車がマッチしていなかった」と振り返った嘉永は今回の前に「セッティングを大幅にいじってきた」。1走目はその答え合わせも兼ねていたが、どうやらしっくりとこなかったようだ。
「乗り味の微調整が難しい。気持ち良く乗れれば全然違うんですよね。同じ寸法だと思ってもちょっとしたズレがある。いい時の感触を頭が覚えているから、どうしても追い求めてしまって…」
“良かった頃”へ少しでも近づくために調整の手は緩めない。(netkeirin特派員)