2024/12/17(火) 08:45 0 0
レースは打鐘前から上昇すると、前にいた白濱一平を駆けさせて中団をキープ。後方から上昇した才迫勇馬と併走となったが、才迫をさばいて中団を守ると直線を猛然と伸び1着をゲットした。
「若い選手を相手に力勝負をしても勝てないし中団にはこだわりました」とベテランのソツのない立ち回りが光った。
番手の富安保充とのワンツーに3着は城戸崎隆史で3連単は12,320円。善利と言えば若きころから自在性に富む運行に定評のあったタテタイプの選手だが、若手機動型と自力同士での対戦となると、どうしても“アテ馬”として扱われてしまう。だが、それは決して悲観的なものではなく、穴党ファンからするといつ一発が出るのかと期待を寄せてしまう、そんな楽しみがある選手だ。実際にこの日の高配当もそうだった。
「10回に1回、出ればいい方で、もう宝くじみたいなものですよ(笑)。あまり目立っちゃうとね。穴党の期待? 見てくれている人がいるなら、ありがたいことですよ」と控えめながらも、自らの立ち位置にプライドを持って戦う、いかにも職人らしいコメントだった。(netkeirin特派員)