2024/12/15(日) 12:45 0 19
佐世保競輪「開設74周年記念・九十九島争奪戦(GIII)」は19日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
S班の脇本雄太と清水裕友はグランプリを見据えて不参加。したがってS班は深谷知広、佐藤慎太郎、追加で入った松浦悠士の3人。
S班の選手が主軸になるが、九州の記念は2段駆け、3段駆けで地元の選手が勝つ確率が高い。
V最短は荒井崇博と見るのが自然か。"暴君キャラ"を演じているが、実際は、心根が優しく、若手の面倒見も良い。そうでなければ、当サイトの中川誠一郎選手のコラムで、あそこまでいじられないはず。
九州の先導役は山崎賢人、嘉永泰斗、伊藤颯馬らで駒は揃っている。3番手は人格者の井上昌己で荒井が番手捲りなら、差す可能性もある。
深谷知広は競輪祭で落車したが、直前の松山記念は準優勝。四国の2段駆けにやられたが、スピードは乗っていた。
佐藤慎太郎も競輪祭の落車で復帰戦。南関の選手が手薄だし、深谷に慎太郎の連係になりそう。
松浦悠士はS班から陥落したが、良い時の状態に戻っている。中四国の目立った自力選手がおらず、岩津裕介をガード役に自力勝負。来年は間違いなく復権して、タイトルを獲るだろう。
関東は坂井洋、佐々木悠葵に自在の杉森輝大。坂井も佐々木も一発の破壊力はあり、穴党にはお薦めだ。
中部は浅井康太だが、松山記念でギックリ腰になっており、それが不安。
近畿は窓場千加頼に稲川翔で、二次予選の本命選手。窓場は良い時に比べると、やや落ちているし、正念場だ。2班では村田祐樹が目立つぐらいで、売り出し中の選手は不在。
最終日にA級のレインボーカップファイナルが行われる。3着迄に入ると無条件でS級に特進できる。勝負駆けの選手は小原丈一郎、橋本智昭、梁島邦友の3人。過去のレースを見ても、この人達は展開に関係なく狙ってみたい。