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【北条早雲杯争奪戦】清水裕友、レース外の絡みも華麗に捌く

2021/08/28(土) 20:00 0 3

小田原競輪場で行われている「北条早雲杯争奪戦(GIII)」は28日に3日目を行った。準決勝12Rを制した清水裕友に話を聞いた。

圧倒的なまくりで準決勝12Rを制した清水裕友

 連日のボヤキは何だったのか?
 11Rは深谷知広の落車があったとはいえ、圧倒的なハイパワーでまくりを決めた。車番的にも恵まれておらず、初手から劣勢だったがそんなのはお構いなし。

「小原(佑太)君に突っ張られたのがきつかった。4番手に入ろうとしたら桃太郎(石塚輪太郎)がいたから5番手へ。その後は冷静でしたね」と涼しげだ。

 勝利のポイントにはバック過ぎのプレーを挙げた。
「久しぶりにあの外を捲り切れた。ここ最近の感じでは浮いてしまうとこだけど、いい感じにねじ込めた。やれている方だと思います」。

 先出の桃太郎は3着をキープして勝ち上がってきた。桃太郎は清水のヨコを通りかかると「準決でやられた分、清水君より先着したい」と記者に話すふりをして、聞こえよがしに牽制。だが清水は「へっ。決勝を走っているのはオレだけじゃねえんだよ!」と同期のジャブをさらりといなした。

同期・石塚輪太郎(左)からのジャブを軽くあしらった

 すると今度は佐々木豪がニヤニヤとにじり寄り、やおら「ボク、9番車の人(清水)のめちゃくちゃ好きなんです」と予想外の告白。それも「コイツ、ナメとる。絶対バカにしてるわ。なにが9番車や(笑)」と一喝。レース外でもやたらと絡まれたが、すべてきれいに捌いていた。これぞ間口の広いS班の度量と愛嬌だ。(netkeirin特派員)

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