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【22年ぶりにリニューアル】男子選手ユニフォームの新デザイン発表!

2024/12/11(水) 14:40 0 5

競輪の男子選手ユニフォームの新デザイン発表会が都内にて行われた。今回のデザイン変更は、22年ぶり。国内外の競輪(KEIRIN)への注目が高まる中、よりスポーツ性、アスリート性訴求を目的にリニューアルが決まった。ガールズケイリンと同じく東京藝術大学の長濱雅彦教授がデザインを手掛けた。
発表会にはゲストとして、神奈川支部の郡司浩平選手(神奈川99期)、松井宏佑選手(113期)が参加。「いいタイムが出そう」「アスリートファーストで早くこれを着てレースをしたい」と絶賛した。
新デザインのユニフォームは12月28日静岡で開催される寺内大吉記念杯競輪で先行着用。2024年12月31日を節初日とする開催から全面リニューアルされる。
また、現行ユニフォームの利活用事業についてもあわせて発表された。

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郡司浩平選手、松井宏佑選手のトークセッション】

◆新ユニフォームについて

-新ユニフォームを着た感想は?
郡司「着てすぐに、着心地がいいな、いい素材を使っているなとすぐ分かりました」
松井「全部がアップグレードされていて、早く着てレースをしたいですね」

-デザインについて
郡司「旧ユニフォームに比べて、かなりデザイン性もありますし、格好いいなという印象です。いまどきというか、見ているファンもワクワクするようなユニフォームデザインだと思います。一体感もあって、かなり色も自然な仕上がりになっているかなと」
松井「僕もオシャレだなと思います。誰が着ても似合うような、非常にいいデザインだと思います」

-(郡司選手が着用している)SSのユニフォームについては?
郡司「見ていても格好いいですし、来年から着られるということで楽しみです。僕がデビューしてからはユニフォームは変わっていないので、新たな1ページとして、S級S班として立ち会えたことは嬉しいと思います」

松井「(郡司の方を見て)とても格好いいと思います。本当に、強そうに見えますね(笑)!」

-今回は新たな素材に変更。前傾姿勢を基準に設計されていますが、機能性については?
郡司「従来のものより、かなりフィット感があり、空気抵抗など変化が大きくなってきた中で、こういう新しいデザインは、かなり選手にとって心強いです。かなりスピード感があるレースができると思います。選手のことを考えて作られたことが、すごく伝わりました。乗車フォームは前傾姿勢なので、フォームに合ったユニフォームができたことはありがたいです」

松井「袖を通して、実際に乗車フォームをとったりしましたが、首回りも改善されていて。以前のユニフォームに比べて呼吸もしやすいです。いろいろ考えられているなと思いました。かなりいいタイムが出ると思います」

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【新デザイン・ユニフォーム概要】
◆リニューアルコンセプト
1:スポーツ性、アスリート性を訴求したフォルム・デザイン
2:シンプル、スタイリッシュなデザイン
3:機能性(フィット感等)の向上

→スリムフィットを基調した新たな素材を使用。空気抵抗の軽減や乗車姿勢に合わせたアスリートファーストな仕様。またリサイクル素材を使用し、SDGsに沿った環境にも配慮したユニフォームとなった。

◆リニューアル対象
1:男子選手
・ 競走用ユニフォーム
・ ヘルメットカバー
※男子選手の「レーサーパンツ」は、本リニューアルの対象外。

→フィット感を高めたシルエットと上下の一体感によるアスリート性を強調。胸元の「KEIRIN」ロゴで4コーナーから繰り広げられる選手たちの熱いレースを抽象化。

2:S級S班選手
・ S級S班選手競走用ユニフォーム(グランプリレーサーオリジナルユニフォーム)
・ ヘルメットカバー
・ S級S班競走用パンツ(レーサーパンツ)
※S級S班選手の「ヘルメットカバー」は、上記1の男子選手と同一デザイン。

→黒と赤を基調とし、胸のロゴにはゴールドを使用して、SSの特別感や強さを際立させるデザイン。胸のゴールドは選手たちのプライド、黒は内に秘めた強さの象徴、赤は日の丸カラーで、外へ蒸発する強さ・情熱の色を表現。上下一体感のある黒と赤の組み合わせで、日本発祥のKEIRINの精神性と躍動感のあるスポーツ性を表現。また、グランプリ覇者には「KING OF KEIRIN」の文字が加わる。

◆新ユニフォーム着用について
1:男子選手競走用ユニフォーム
・ 2024年12月28日より静岡競輪場で開催される「寺内大吉記念杯競輪」において出走選手が先行着用し、2024年12月31日を節初日とする開催からリニューアル。
2:S級S班選手競走用ユニフォーム(グランプリレーサーオリジナルユニフォーム)
・ S級S班選手の競走用ユニフォームについては、2024年12月30日に静岡競輪場で開催される「KEIRINグランプリ2024」より着用。※KEIRINグランプリは特別デザイン。

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【現行ユニフォームの利活用事業】
現行ユニフォームからファンサービスおよびリサイクル資源として有効活用することにより、環境に配慮しながら現行ユニフォームへの感謝を伝えることをテーマにした事業も発表された。

1:アップサイクル&デザインコンテスト「KEIRIN ART AWARD」を開催
2:アップサイクルグッズの制作・競輪場での利活用
3:リサイクル

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郡司浩平選手、松井宏佑選手のトークセッション】

-KEIRIN ART AWARD アップサイクル部門の受賞作品の感想から。まずはグランプリ作品「HASSO Cushion」から。
郡司「なかなかユニフォームで2色が交わることがないので斬新でいいですね。」

松井「ユニフォームで使っていた生地なので触り心地もいいですし、カラフルなのでインテリアでも使えるかなと思います」

-続いて準グランプリ作品の「KEIRIN ユニフォームバッグ」について。
郡司「なじみのなる生地なので、普段から使いたいなと思います」

松井「機能性もいいと思いますし、これを背負って、自転車に乗って、街を走ったら、すごくいい意味で目立ちますね。自分も使ってみたいと思いますし、ぜひ使っている人を見てみたいですね」

-この活動について。
郡司「今の時代に則った、とても素晴らしい取り組みだと思います。選手も使っていたユニフォームなので、こうやって新たに使っていただけると非常に嬉しい気持ちになります」

松井「選手が着ていたユニフォームがまたこうやって生まれ変わって、とても環境に配慮した取り組みだと思います」

準グランプリの「KEIRINユニフォームバック」(作者:OHAGI)
グランプリの「HASSO Cushion」(作者:王婧怡)

※受賞作品については、一部グッズ化し、ファンサービス等への活用を予定(販売はしない)。

(P-Navi編集部)

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