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【松山競輪G3】松本貴治が今年3回目のG3優勝

2024/12/08(日) 19:10 0 3

2024年12月8日 松山競輪
大阪・関西万博協賛
開設75周年記念「金亀杯争覇戦」G3(最終日)

赤や黄色に色付いた葉が落ち始め、冬の到来を感じさせる愛媛県松山市。今年のG3開催も残すところ3戦となり、次期に向けての足がかりをつけたい戦いは佳境に入っていく。
その熱戦の舞台である松山競輪開設75周年記念「金亀杯争覇戦」G3が最終日を迎えた。シリーズは、S級S班の深谷知広をはじめ、犬伏湧也松本貴治らが躍動した。中でも深谷は、11月の競輪祭準決勝で無念の落車に見舞われたが、その影響を感じさせない自力戦で持ち前の走力を際立たせた。その競輪祭決勝で2着だった犬伏は、好調キープの走りで決勝進出。また、地元のエース格となった松本も冷静な立ち回りで力走を見せれば、浅井康太も巧みな戦略で決勝進出を遂げた。

好メンバーが顔をそろえた注目の決勝は、前受けした犬伏が赤板から突っ張り先行。犬伏マークのの松本は、最終BSで捲ってきた深谷知広をけん制すると、番手から抜け出して優勝のゴール。今年は7月の佐世保、11月の防府に続き、G3は今年3回目で、通算4回目の優勝。また、地元G3は2021年の71周年以来、3年ぶり2回目の優勝を果たして、地元ファンの歓声を浴びた。

※3日目準決勝レポートはこちら

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【最終日12R=S級決勝】
1/松本貴治(S1・愛媛111期)
2/山崎芳仁(S1・福島88期)
3/深谷知広(SS・静岡96期)
4/大槻寛徳(S1・宮城85期)
5/浅井康太(S1・三重90期)
6/橋本強(S1・愛媛89期)
7/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
8/山賀雅仁(S2・千葉87期)
9/犬伏湧也(S1・徳島119期)

【レース展開】

赤板。9・犬伏が突っ張っていく

打鐘。5・浅井が追い上げて4番手を奪取する

四国ラインの主導権で最終HSを通過

最終BS。最終2コーナーから捲った3・深谷が前団に迫る

ゴール。1・松本が抜け出して地元G3優勝

誘導以下、9犬伏-1松本-6橋本、5浅井、3深谷-7松谷-8山賀、2山崎-4大槻で周回。まず山崎が上昇していくと、赤板で犬伏が突っ張る。犬伏が先頭で、山崎が4番手に入るが、浅井が追い上げて4番手を奪取。犬伏の主導権取りで、深谷が最終2コーナー7番手から捲ると、犬伏マークの松本は深谷をけん制し、番手から抜け出していく。深谷を振り切った松本が地元G3の優勝ゴール。2着に捲り追い込んだ深谷、3着に橋本が入線した。

【最終日12R=松山競輪G3決勝】
2車単1-3 1,530円(6番人気)
3連単1-3-6 6,270円(18番人気)
決まり手:差し-捲り

優勝/松本貴治(S1・愛媛111期)
今回戦績:特7・二2・準1・決1
次走出場予定:静岡F1(12月28日〜30日)

犬伏(湧也)君が頑張ってくれて、最高の結果になりました。それがすごく嬉しいです。打鐘くらいから(犬伏が)いい感じに踏み上げていってくれました。すごく上手かったですね。
(最終BSは)犬伏(湧也)君がすごくかかっているところを、深谷(知広)さんが仕掛けてきていたので、自分は(前に)出ていく準備をしながら、けん制しながらでした。道中は余裕があったのですが、(最終3コーナーで)踏み出してからは気持ちの面からか、少し重たい感じがありました。
(1着でゴールは)ラインのおかげだし、一番いい結果で終われて良かったです。また。連日たくさんの声援をいただきました。それに応えることができたのも良かったと思います。
今後は、G1で優勝することが目標だし、まだG1では全然戦えていない状態なので、もっと総合的に底上げをしたいし、自分で動いて(G3でも)獲れる力を付けて頑張りたいです。




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松山G3(最終日)注目レース・ピックアップ】

最終日5R=S級選抜
「悔しさをにじませ振り返った開催」
2着/真鍋智寛(S2・愛媛121期)


今日は昨日、力を出し切らなかった分、力を出し切って勝ちたいと思っていたので、(初手で)前が取れたら突っ張ると決めていました。今日が、一番寒かったし、バンクも重かったです。ホームの風はかなりキツかったので、スピードを乗せるのに時間がかかりました。バックでは、濱田(浩司)さんに仕事をさせ過ぎてしまい、申し訳なかったです。初日に1着がとれ、いいスタートが切れたと思ったのですが、2日目はダメでラインに迷惑をかけ、3日目も勝負して負けてしまったので、気持ちが切れかかったのですが、今日はなんとか切り替えて、納得できるレースして帰りたいと思いました。次走は、ヤンググランプリ2024なので、それまでにしっかり練習をして頑張ります。

最終日11R=S級特秀
「さらに頑張る来年」
1着/佐々木豪(S1・愛媛109期)


2日目、3日目、犬伏(湧也)君の後ろを回らせてもらい、少し脚を温存することができていたので、今日も頑張ることができたと思います。昨日は僕の技術不足で、浅井(康太)さんに内に来られていまいました。あそこは、もう少し待って横に来てからけん制すべきだったし、3コーナー、4コーナーをめがけて踏んでいれば何てことはなかったと思いました。決勝に乗れなくて思うところがあるので、また来年も頑張っていきたいです。

(P-Navi編集部)

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