2024/12/03(火) 18:00 0 1
2024年12月3日 大垣競輪
大阪・関西万博協賛
開設72周年記念「水都大垣杯」G3(最終日)
競輪祭の激闘から約1週間。まだまだ興奮冷めやらぬ中、大垣競輪場で開設72周年記念「水都大垣杯」G3が11月30日から開幕し、本日最終日を迎えた。
今年のグランプリ出場は逃したものの、松浦悠士、山口拳矢はS班としての存在感を示して決勝に進出する一方で、関東勢は3者が決勝進出して結束、さらに中野慎詞はナショナルチームで培ったスピードを発揮して初日特選から3連勝で勝ち上がるなど、シリーズの話題を集めた。
決勝は、各ラインが激しく火花を散らす激戦となるが、中野を叩いた松浦の逃げを、自力に転じた坂井洋が捲りでとらえ、抜け出して優勝ゴール。2021年11月の四日市以来、自身2回目のG3優勝を果たした。
※準決勝のレポートはこちら
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【大垣競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/山口拳矢(SS・岐阜117期)
3/中野慎詞(S1・岩手121期)
4/瓜生崇智(S1・熊本109期)
5/坂井洋(S1・栃木115期)
6/白岩大助(S2・埼玉84期)
7/森田優弥(S1・埼玉113期)
8/不破将登(S2・岐阜94期)
9/中本匠栄(S1・熊本97期)
【レース展開】
誘導以下、7森田-5坂井-6白岩、1松浦-9中本、2山口-8不破、3中野-4瓜生で周回。まず、中野が上昇を開始すると、山口も合わせて動き出す。赤板過ぎに山口が森田を抑えると、さらに踏んだ中野が先頭に立つ。その動きを見るや、森田が中野の番手を狙い、瓜生と並走する。打鐘を迎えると、後方に引いていた松浦が一気に仕掛けると、中野も踏むが、松浦が最終HSで叩いていく。中野は松浦の後位で中本と並走になる。森田との連結は崩れていた坂井だが、最終2コーナーから自力を出し捲りを打ち、逃げる松浦を最終3コーナーで捕える。抜け出した坂井は、そのまま後続を引き離し1着でゴール。2着は坂井を追った山口が2着。3着には松浦が粘り込んだ。
【大垣競輪G3(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単5-2 3,150円(15番人気)
3連単5-2-1 12,200円(46番人気)
決まり手:捲り-マーク
優勝/坂井洋(S1・栃木115期)
今回成績/特3・二4・準2・決1
次走出場予定/佐世保G3(12月19日〜22日)
(初手は)一番後ろよりは、(関東勢の)車番も5、6、7と悪かったので、もう前々から。どのラインもそうですが、打鐘過ぎからは、たぶん引けないので、想定はしていました。(最終HSで)少し口があいてしまい、瓜生君に入られてしまったので、連携を外してしまった。それでも前がゴチャゴチャしていたので、1センターでしたし、もうタテに踏むしかないと。踏んで、一生懸命にゴールまで全開に行きました。自分が踏んでから、森田君もいったので、どうしようかなと思いましたが、後ろ3車ですし、行くしかないと。
(2021年以来のG3優勝は)やっと優勝できたという気持ちはありますが、連携を外してしまったのは、番手として一番いけないこと。もっともっと経験を積まないといけないですね。
(今後は)与えられた場所で、しっかり頑張りたい。もちろん、自力でやりたい気持ちは多いので、まだまだ自力でしっかり力を出していきたいですね。昨年5回、今年4回落車しているし、調子が上がった時に落車して、全然うまくいかなかったですが、考えてもキリが無いので、目の前の1走、1走を頑張ろうと思います。
(P-Navi編集部)