2024/12/02(月) 18:45 0 3
玉野競輪のミッドナイト「シン・TIPSTAR杯(FII)」は、3日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
まずは初日特選のメンバーから。中部近畿は結束して菱田浩二に重倉高史と巧者の藤原誠。菱田はS級経験はないが、カマシ・捲りが得意。今期はボーダー付近の競走得点だし勝負駆け。重倉は、前回の松阪ミッドは準決で失敗しているが、その前のいわき平ナイターと大垣ミッドで連続優勝。当地は6場所前に走り特選5着、準決2着、決勝3着だった。3番手の藤原は52歳になるが切れ味は衰えていない。支部長を退任して、公務の激務から解放されたが、元々3番手回りは得意だった。
残念ながら地元からは特選メンバーが漏れて四国は近藤翔馬に追加の宮崎康司。近藤は来期、S級に復帰して、宮崎も普段は自力で戦っている。年齢的にも近藤に宮崎が自然。バック数がゼロになった松岡孔明だが、隠れた捲り脚はあるはず。ロング捲りは無理でも、ショート捲りは考えている。今期は3度の優勝があり、今回完全優勝すれば、300勝達成。桑原亮は全面的に松岡に前を任せる。
予選から決勝に進むのは佐藤壮志と黒瀬浩太郎。黒瀬は来期は初のS級で、PIST6は3場所連続で完全V。本業の競輪も前回の高知で完全Vと乗れており優勝候補のひとり。佐藤は、優勝はないが、ここ5場所で3度の準優勝。これは松岡にとっても心強い。
ガールズケイリンは実力者の久米詩で断然。競輪祭では決勝5着で、ナショナル組みにスピード負けしたが、準決は1着を取っている。オールラウンダーだが、近況、仕掛けも早い。逃げても自信がある表情。次の評価が那須直美。優勝は少ないが、準優勝はかなり多い。マーク策か、前々のレースかはメンバー次第。青木美保と高橋梨香も間違いなく決勝に乗ってくる。徹底先行の畠山ひすいや、高木萌那は、久米に胸を借りる走りで、魅せる競走に徹したい。