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【KEIRINグランプリ2024】11月にやっと今年初V それでもS班を死守した“令和の弾丸”新山響平/出場選手紹介

2024/12/09(月) 18:00 0 44

今年の顔であり、2025年S級S班所属となる9名の選手たちによる一発勝負。競輪界の一大決戦「KEIRINグランプリ2024」が30日、静岡競輪で開催となる。netkeirinでは並びが発表される記者会見までの9日間、出場選手たちの特徴やグランプリまでの道のりを日替わりでお届けしていく。今回は徹底先行のスタイルで3年連続グランプリへ出場する“令和の弾丸”新山響平を紹介する。(構成:netkeirin編集部)

新山響平(撮影:北山宏一)

“令和の徹底先行”はこの男!

 現役選手で「日本一の先行選手」は誰かと問われたら、“新山響平”と答えるファンは多いのではないだろうか。

 北日本の先頭で奮闘し続け、22年に競輪祭で初タイトル、グランプリ初出場を決め輪界のスターとなった新山響平。しかし翌23年は、S班こそ死守したものの優勝はゼロ、ギリギリ賞金ランキング9位でグランプリに滑り込み。そして今年も、グランプリ出場への道のりは険しかった。

 抜群の安定感で全日本選抜競輪、高松宮記念杯、オールスター競輪、寛仁親王牌とGI決勝の舞台に上がり続けてコツコツ賞金を積み上げていくが、依然優勝はナシ。常にギリギリの戦いを強いられていた。いよいよ賞金争いのゴールが残り1か月を切った11月初旬、新山は賞金ランキング8位で四日市記念を迎える。

 北日本勢は佐藤慎太郎中野慎詞と心強いメンバーが揃い、ここで少しでも賞金を積み増したい。新山は、初日特選こそ9着に敗れたが、しっかりと立て直し二次予選は得意の突っ張り先行で完封、準決勝では4番手を確保して捲りで前団を仕留める器用な立ち回り。「先行でも捲りでも強い」という姿を見せつけながら決勝進出を決めた。

グランプリ出場へギリギリの戦いが続いた新山響平(撮影:北山宏一)

2年ぶりの優勝、「GP出場は素直に喜べない」

 決勝戦は、北日本勢は4人が勝ち上がり。新山は先行した中野慎詞の番手回りで22年競輪祭以来、2年ぶりの優勝を決めた。これで賞金ランキングは脇本雄太を抜いて7位に浮上。グランプリ出場をほぼ確実なものとした。

 その後のGI競輪祭は準決勝敗退となったが、ボーダー付近の選手も続々と敗退した結果、決勝前にグランプリ出場が決まった。本人は「準決勝は自分のベストのレースをやって4着。グランプリが決まったことは素直に喜べなかったですね」とコメント。

「新山さんのような突っ張り先行を」と若手の目標にもなっている北日本のエースは、徹底先行の代名詞に飽き足らず、競輪のさらなる進化へ先陣を切る。

グランプリは単騎でも魅せる!

 3度目となるグランプリは単騎戦が濃厚。普段の徹底先行スタイルとは違った戦い方になりそうだが、ナショナルチーム仕込みのトップスピードを持ち合わせている新山だけに、単騎カマシや捲り一撃も期待したい。

単騎戦が濃厚な2024年のグランプリはどんな戦略で挑むだろうか(撮影:北山宏一)

応援メッセージ

 最後に、現在netkeirinで募集中の投票企画「競輪ファンが選ぶ KEIRINグランプリ2024優勝選手」で新山響平に寄せられたコメントを紹介する。

「単騎の新山は強い! そして東北の選手だから応援したい!」

「3年連続先行主体でグランプリ出場の脚力はホンモノ」

「強力な先行と捲りに磨きが加わりパワフルになってきた」

「1年突っ張りド先行貫いた信念、報われて欲しい」

「今年最後のレースで爆発しそう」

「全ツッパで勝ってくれると信じてる」


【12/18追記】
 17日、KEIRINグランプリ2024共同記者会見で車番および並びが以下の通り決定しました。

古性優作-⑨脇本雄太
眞杉匠-②平原康多
北井佑季-③郡司浩平-⑤岩本俊介
清水裕友(単騎)
新山響平(単騎)

KEIRINグランプリ2024出走表はこちら

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