2024/11/30(土) 10:00 0 0
大垣競輪場で30日に初日を迎えた「水都大垣杯(GIII)」。勝ちにこだわる王道予想を提供する「水鳥会長」が今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
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今節の開催地大垣バンクは「伊吹おろし」と言われる風に影響され易く、また風向きは日ごとに変わるため当日の風情報は要チェック! バンク数値はみなし直線勝負をはじめ400バンクの平均値に近い。
シリーズのメンバー構成は、グランプリ戦士新山響平と新鋭・中野慎詞を中心に北日本の層が厚く期待大。
関東は核となるはずだった眞杉匠が欠場で坂井洋、森田優弥、菊池岳仁で牽引。2班のマーク陣が多く甘さ見せると位置を狙われるケースに要注意。
南関は1班が北井佑季と復調途上の渡邉雄太だけとなり、北井がグランプリ睨み欠場ならかなり苦しい戦いになりそう。
中部は核弾頭・藤井侑吾の逃げに乗り地元の山口拳矢、山口富生の師弟コンビが気を吐きたいところ。同じく地元の不破が復調気味で面白い存在。
近畿は窓場千加頼が中心となり巧者・南修二と実力者三谷竜生、勢いある中釜章成と上手く噛み合えば台風の目となりそう。
中四国は「えっ!」っと思うくらい今節は機動型が薄く、中心の松浦悠士は自力含んだ自在戦を余儀なくされる場面が増える。
九州は後藤大輝、松岡辰泰、緒方将樹の若手が引っ張るも小粒揃いでやや劣勢か。
新山が出走してくるなら中野とのタッグはいかにも強力で中心は揺るぎない。グランプリ逃し赤パンでの出走が残り三節となる松浦がここに来てようやくらしさ取り戻しており、持ち前のタテヨコ強気な自在戦でどこまで対抗してくるかがシリーズの見どころとなるだろう。
競輪祭で最後の最後まで「滑り込みの奇跡」を魅せてくれた松浦。ようやく本来の動きが戻り、来年は逆襲の下剋上に期待する。今節は目標乏しいが、持ち前の強気な自在戦に注目したい。
来年最も初タイトルに近いと思われる一車。五輪後はあまり見せていない捲りだが実は破壊力抜群で展開によっては今節一発決めに掛かる場面も。メンバー的に記念初Vも十分狙える。
2班ながら近況抜群の一車。ケレン味ない先行策が持ち味も平塚決勝で見せた捲りも破壊力十分で穴党には今節見逃せない伏兵。
長い長いトンネルから抜け出しつつある雄太に今節は注目。本来の力ならシリーズリーダークラスの実力あるだけに印が軽いレースなら穴一撃を狙ってみたい車。