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【北条早雲杯争奪戦予想】平原康多が関東のラインを立て直す

2021/08/25(水) 08:00 0 4

8月26日より小田原競輪場北条早雲杯争奪戦(GIII・最終日8月29日)が行われる。主力選手の近況や、見どころを競輪記者・町田洋一氏に伺った。

 地元の大エースの郡司浩平だが、オールスターに続いて、体調不良で今節も欠場。年末のグランプリに向けて、早く体調回復を努めて欲しい。S級S班は平原康多清水裕友守澤太志の3人が出場。郡司の代わりに深谷知広が追加斡旋され、実質的にS班の選手と言っても過言ではない。

清水裕友

 オールスターはお得意のネガティブ発言で本当に不振だった清水だが、GIII開催なら、それ程、苦しむ事はないだろう。二次予選、準決で中四国の自力選手が勝ち上がれば番手戦だが、メンバー的に基本は自力勝負になりそう。盟友・松浦悠士松戸記念優勝は刺激になっているはずだ。

 オールスターは決勝進出で気を吐いた平原だが、落車過多による影響で、ベストの状態とは言えなかった。当サイトの人気コーナー“中川誠一郎の大放言”でも「あの平原がバックでパクパクしていた」と誠ちゃんが毒を交えて分析している。ワッキーの復帰で近畿ライン一強時代になりそうで、平原がどう関東のラインを立て直して行けるかだ。その意味で今節参加の眞杉匠長島大介の存在は大きい。

平原康多

 北日本の守澤は、南関地区の記念競輪だし、流石に深谷の番手は回れる番組はないだろう。基本的に渡邉一成小原佑太との連係になる。地元は和田真久留松井宏佑の活躍が鍵。両者共にスピードはあるが、組み立ての甘さが難点。自在の鈴木裕がアシスト役になり、深谷も含めて、どれぐらいラインとして機能するかだ。

 ベテラン組は、成田和也が地元のGIの決勝に進出して復活。柏野智典渡部哲男、斉藤登志信辺りも元気一杯。そして、やはり忘れてはいけないのが北津留翼の一発や単騎の源さん(野田源一)の走りだろう。2班に山口拳矢町田太我の大物クラスは不在。近畿も今回はメンバー的に劣勢ムードだが“脇本効果"が浸透しているのは間違いない。

北津留翼

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