2024/11/23(土) 12:15 0 8
二次予選B最後の8Rは、単騎の河端朋之が最終バック最後方から大捲りを敢行。外々を回される流れになりながらもゴール前で前団を一気にのみこんだ。
「内に詰まるよりはと思って後ろで様子を見ました。隊列が短くなりそうなところで一発を狙っていた。単騎だったので一か八か、ギャンブルでしたね。外に持ち出した園田(匠)さんに合わされそうになったけど、踏み合っていた前が減速して届いてくれた」
1走目に続く捲りでの2勝目ゲットで準決勝進出だ。
「頭や精神的な疲労があるくらいで、体の方は大丈夫。ここからもう一戦がさらにゴール線が遠くなると思う」
準決勝12Rも単騎戦になった。寺崎浩平-古性優作-村上博幸の近畿勢に、中野慎詞-菅田壱道の北日本勢。そして郡司浩平-深谷知広-岩本俊介の並びになった南関東勢は、年末の大一番を意識した布陣になったのは言うまでもないだろう。序盤からハイペースな流れにならないはずがない。単騎でじっと脚を溜める河端がなんとも不気味だ。思い返せば、初めて決勝進出を決めた昨年の寛仁親王牌準決勝も単騎戦だった。最後の直線で、今節3度目の捲りが飛んできてもおかしくはない。(netkeirin特派員)