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【四日市競輪G3】新山響平が2年ぶりにグレードレースを制す

2024/11/10(日) 22:30 0 8

2024年11月10日 四日市競輪
開設73周年記念「泗水杯争奪戦」G3(最終日)

※ナイター開催

夜風が冷たく感じられ、一気に仲秋に入った三重県四日市市。その四日市競輪場で11月7日よりナイター開催された開設73周年記念@泗水杯争奪戦」G3が決勝戦を迎えた。
シリーズは、S級S班の佐藤慎太郎新山響平をはじめとする北日本勢が主導権を握り好走した。中でも新山は、高速レースとなった初日こそ着外となったが、その後は突っ張り先行や捲りで快勝し決勝進出。特にグランプリ出場権争いの渦中にいるだけに、その走りは連日注目を集めた。一方の佐藤慎太郎も、キレのある番手戦でライン決着をお膳立てするなど存在感を示した。また、自転車競技から久しぶりに国内の競輪に戻ってきた中野慎詞がブランクを感じさせない連日の先行策で3連対と気迫の走りを見せ決、勝に駒を進めた。
そして、その対抗馬となる寺崎浩平も、競輪祭に向けた調整でオーバーワーク気味に開催を迎えたが、日に日に疲れが軽減しパワーみなぎる早い巻き返しで応戦し、ファイナリストに名を連ねた。
競輪祭を目前に控え各選手の動向も注目された決勝。打鐘で先行態勢に入った中野慎詞をマークした新山響平が、最終BSから捲ってくる寺崎浩平の動きに合わせて番手から踏み出し優勝のゴール。G3優勝は2020年3月の玉野以来、通算5回目で、グレードレースは2022年11月の競輪祭G1以来、約2年ぶり。意外にもS級S班になって初の優勝を手にし、表彰式では新山の優勝を心待ちにしていた大勢のファンから祝福を受けた。

※3日目・準決勝レポートはこちら
※同時開催のルーキーシリーズ2024プラスの結果はこちら

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【最終日12R=S級決勝】
1/寺崎浩平(S1・福井117期)
2/新山響平(SS・青森107期)
3/伊藤旭(S1・熊本117期)
4/大森慶一(S1・北海道88期)
5/三谷将太(S1・奈良92期)
6/柴崎淳(S1・三重91期)
7/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
8/井上昌己(S1・長崎86期)
9/中野慎詞(S1・岩手121期)

【レース展開】

青板。1寺崎が9中野の横まで上昇していく
赤板。4番手に1寺崎、9中野は6番手から仕掛けのチャンスをうかがう
赤板2コーナー。9中野が仕掛け、1寺崎も合わせるように踏み込む
最終HS。9中野が先行態勢に入り、1寺崎は4番手を奪取する
ゴール。2新山が番手から抜け出して優勝。
誘導以下、3伊藤-8井上、6柴崎、9中野-2新山-7佐藤-4大森、1寺崎-5三谷で周回し、道中で1寺崎が中野の横まで上昇すると、中野は6番手に引く。赤板はそのまま隊列変わらず伊藤が先頭で、4番手に寺崎、6番手に中野で通過。赤板過ぎの2コーナー前で中野が仕掛けると、スピード良く伊藤を打鐘で叩き切って主導権を取る。北日本ラインが主導権取りに出る中、寺崎も仕掛けて4番手を確保。寺崎は最終2コーナー付近から捲りに出ると、新山は最終BS過ぎに合わせて捲りで抜け出す。番手捲りの新山が、後続を振り切って優勝ゴール。2着に寺崎、3着に佐藤が入線した。

【最終日12R=四日市競輪G3決勝】
2車単2-1 1,680円(4番人気)
3連単2-1-7 3,750円(7番人気)
決まり手:捲り-捲り

優勝/新山響平(SS・青森107期)
今回成績:特9・二1・準1・決1
次走出場予定:競輪祭G1(11月19日〜24日)

中野慎詞が)今日のような展開も想定していたと思うので、落ち着いていたと思います。(中野の)かかりがすごかったし、全開で飛ばしている感じもありました。少し、最終BSでスピードが鈍りましたが、僕の車間のあけ方が良くなかったので、寺崎(浩平)の捲りごろになってしまったのかなと思います。上手く車間が切れれば、止めるなどできたと思うので、次に生かしていきたいと思います。
久しぶりのナイターで、いつも体を動かさない時間帯ですが、4日間で調整できたことは大きかったし、次の競輪祭に向けても大きいと思います。また、この後の練習でも遅めの体を動かす時間を作っていきたいですね。
そして、S級S班になりずっと結果を出せていなかったし、苦しかったです。人の後ろからですが優勝できたことは良かったです。競輪祭を優勝できるように、攻めていきたいと思います。





(P-NAVI編集部)

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