2024/11/01(金) 17:00 0 0
初日は正攻法から突っ張り切って、ラインワンツースリーを決めた地元の今井。今シリーズはデビューをしてから初めての地元戦だったのだが、堂々とした走りで今回参加している今井を含めた新人5人で唯一白星発進を決めている。
「初めての地元戦ですか? 変な緊張とかはなかったけど、お客さんが元気? だったなという印象ですかね。大宮バンクが今は使えないので、ここ最近は西武園で練習していた。でも、練習のときはバンクが重たいなという印象で好きではなかったけど、今回は脚見せのときから軽く感じた。軽めのバンクの方が好きなので」と初の地元戦はまずまずのスタートといった様子。
師匠の高橋昇平から初めて弟子を取り、『強いので刺激になっています』と今井がデビューする前から嬉しそうに話していたのを聞いていたのだが、師匠について聞いてみると「ここ1、2か月くらいは師匠と会えていないけど、レース前に連絡をしたときに『しっかり自力を出して、ラインで決められるように。内容を重視しています』と言ったら、『そのまま続けなさい』と言ってもらえたので、内容を重視した走りを心掛けています」と話してくれた。
内容に拘っているだけあり、積極性は抜群。ただ、準決勝は田山誠と桜井大地と脚を消耗させられそうな積極型が集まったことで一筋縄ではいかなそうだが、後ろはタテある阿久津浩之に堅実な坂本英一で3車有利となった。まずは地元で決勝進出は最低ノルマだろうし、初日に見せた抜群のレースを準決勝でも見せてもらいたい。(アオケイ・宮本記者)