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競輪記者の信念「この道60年、自信しかありません」 “コンドルの提言”第3弾

2021/08/29(日) 21:00 0 11

九州の競輪専門紙「コンドル」の名物社長・武田一康氏。その競輪愛たっぷりの社長の提言をお届けする“コンドルの提言”。第三弾のテーマは「競輪記者の信念」です。どうぞご覧ください。

選手の大変さを知り、予想・解説でもリスペクトする事を心掛けている武田一康氏(左)

記者とは選手をリスペクトする事

 私は競輪専門紙『コンドル』の予想・解説を任されて約60年に成ります。長い間、金網の外でしか観て無かったので、30年近く前にIDカード(取材許可証)が我々にも許され、選手と直接会える喜びで、朝早く選手が自転車整備してるのを含め、練習方法・フレーム・セッティング、話をする事で性格を把握する事に専念。選手の大変さを知り、予想・解説でもリスペクトする事を心掛け、それは現在でも変わりません。

記者とは準備を怠らない事

 作戦(並び)はあく迄も選手頼りですが、選手に「どうしたら」とか「この選手はどんなですか」と訊かれたら即答出来る様に日々、勉強してます。選手も人間ですから何も知らず質問するのは失礼でしょう。それで前準備は何時もバッチリ。そのために毎日のレースは全て頭に叩き込んでやる様にしてるのは、これ全て全国の競輪ファンに『コンドル』を購入して貰うため。選手心理を優先して予想してるので他紙には負けない『コンドル』だけの狙い目を常に狙ってる次第。それをやり続けてるので今も昔もこれからも自信しかありません。早くコロナが終息して全国の検車場を飛び回りたいの一心です。

「今も昔もこれからも自信しかありません」この道60年の確固たる信念はこれからも貫き通す
競輪記者とは。この道60年の信念を綴ってもらった。

 武田一康

コンドル出版社代表取締役社長。昭和23年4月24日生まれ。小学生の頃から競輪場へ出入りし、予想台に立つ父の英才教育のもと感性を磨き、19歳から予想業に携わる。新聞業務は実弟の圭二氏(コンドル社・専務)、そして幸三氏との巧みな連係プレーで毎日円滑に製作されている。競輪歴60数年のキャリアに裏打ちされた莫大なデータと情報と経験値を基に、歯に衣を着せぬコメントで競輪界の矛盾や問題点を様々なかたちで提起している業界のご意見番的存在。

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