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【滝澤正光杯予想】新田祐大&佐藤慎太郎の福島コンビが主役だ

2021/08/20(金) 07:00 0 4

8月21日より松戸競輪場燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(GIII・最終日8月24日)が行われる。主力選手の近況や、見どころを競輪記者・町田洋一氏に伺った。

新田祐大

 オリンピック直後の、地元オールスターは、脇本雄太古性優作に完敗した新田祐大佐藤慎太郎の福島コンビ。新田も、ここまでには疲れも抜けて、ベストの状態に戻してくるはず。当地との相性も良く2015年のオールスター競輪で優勝している。いつもの捲りに構えたとしても、エンジンの違いで前団を楽に飲み込む。

「守澤の方が新田の取説が上手い」と自虐気味のネタを言う慎太郎先生だが、本心は別。新田は北日本の元締めであり、きちんと裏では、新田に気を遣い、お互いの信頼関係もある。このタッグは強力だが、松浦悠士も黙ってはいない。

松浦悠士

 オールスターでは、ナショナルチームに苦戦したが、今年中盤まで競輪界を引っ張ってきた男。短走路だし、変化技を含めて、新田より先に仕掛ければ優勝も可能だ。今節は、めぼしい味方の機動型が不在で、自力勝負に徹する。松浦マークは、2016年の当地のオールスターで優勝している岩津裕介。岩津にとっては、それが唯一のタイトルで勲章だ。

 怪我に泣かされた地元のS班・和田健太郎だが、オールスターは、それ程悪くはなかった。地元バンクであるし野口裕史根田空史岩本俊介渡邉雄太と連係して最低でも決勝進出がノルマだ。番組マンの手助けもあるが、地元選手が強いのも特色のひとつ。一昨年は岩本俊介千葉の選手会の支部長の中村浩士も完全優勝の実績がある。

 関東はパワーアップしている黒沢征治諸橋愛が番手で仕事。諸橋も平成29年の67周年記念で優勝している。近畿は村上義弘が来月の地元記念を見据えて、大事をとってか欠場。中四国の大砲の太田竜馬も欠場。九州は意外にも、この短走路で記念Vのある中川誠一郎が主力。今は完全にやる気モードに入っており、仮に定位置の8番手になっても不気味な存在だ。

中川誠一郎

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