カマシ捲りが主戦法の山本浩成。ダッシュ力は一級品でS級でも十分通用する。最近は早めの仕掛けが増えて来て今シリーズも積極的な走りで順当に決勝まで勝ち上がった。

「雨も降っていたし、構えず仕掛けた方がいいと思ってすぐに巻き返したけど、重かったですね。最後は一杯一杯でした。流れる感じもなかったので」と振り返ったが、しっかり山口龍也とのワンツーが決まってレース内容は満点に近かった。

　決勝は秋本耀太郎との2分戦。初日は裸逃げになっているだけに「特選と同じ展開にはしたくないけど、2分戦ならなってしまいそうですよね。立花さんまで付いてくれるみたいなのでよく考えて臨みます」。

　来期は初のS級が決まった山本。残り1か月半は内容にも拘る走りで更なる脚力アップを図る。(アオケイ・松野記者)