S級初日特選は寺崎浩平と菊池岳仁に3車ラインができる二分戦。奇しくもこの二人は117期を早期卒業したエリートだ。そして単騎でこの両ラインに挑む道場晃規も117期で、2人とは同期になる。

「相手は早期卒業生なので。置いていかれないようにしないとですね」と苦笑いを浮かべたが、寺崎と菊池で踏み合う展開になれば道場にもチャンスはあるはずだ。

「まず自分が浮上するには展開の助けがないと厳しい。もし踏み合ったとしても、三谷(竜生)さんや杉森(輝大)さん、武藤(龍生)さんなどみんな脚があるので、まくれるかどうか…」と自信はあまりなさそうだが「でも行くべきタイミングだけは逃さないように頑張ります」と力を込めた。

　道場は養成所時代1勝を挙げたのみだったが、プロとしてデビュー後は順調にステップアップしており、寺崎や菊池が相手でも決して見劣りはしない。展開を味方につけることができれば、エリートの同期を粉砕することは可能なはずだ。(netkeirin特派員)