またもや佐藤慎太郎節が炸裂。
「深谷とは、走る前に作戦会議はなかった。多分、普段、敵で戦っているから手の内を教えたくなかったのだと思うよ(笑)」。

　深谷知広の1周タイムは22秒5で前半が11秒1で後半が11秒4。 「タイム的には差せるけど、ダッシュが半端でなく、最後も踏み直していた。付け切った時点で、ホッとしてしまった。人間、安心と言うか、ホッとしたらダメだと言うこと」。

　検車場に戻る、最後のひと言も、またブラックジョークで「昨日、新田が何度もバックを踏むから、普段使っていない筋肉を使ってしまった。それで疲れが溜まっているから差せなかったと書いておいて(笑)」。

　前検日は、地元のビッグのせいか、いつになく緊張した雰囲気だったが、自分の調子の良さを確認したのか、いつもの慎太郎先生に戻っていた。(町田洋一)