2021/01/27(水) 19:00 0 2
前橋競輪場で行われた3つの決勝戦、10R・L級ガールズ決勝、11R・A級決勝、12R・S級決勝。その勝者たちの喜びの声をお届けする。
まずガールズを優勝した小林莉子は「ジャンで石井貴子さんが3車で来たし、飛び付くので脚をかなり削られた。引いて4番手では勝負にならないし、先行覚悟で踏み込んだ。点数や成績は関係ないし、貴子さんは先行の職人。ドームで車輪はディスクだしタイムも出る。その中で前々勝負をやるのはきつかった」。追加参戦だったが、同じキャラの選手が不在だったのも完全優勝の要因。神7に近い選手だし、今回は一人だけ走りの違いを見せつけた。
A級の決勝は小笠原光を佐々木堅次が差して優勝。小笠原は「思っていた展開と違い、中団が取れてしまった。構えて狙うより、佐々木さんとゴール前勝負をやろうと。このレースなら師匠の佐藤友和さんに誉めてもらえるかな」。優勝の佐々木は「小笠原君のおかげ。彼の兄弟子の藤根俊貴君とは同期で仲が良い。小笠原とも111期の試験を一緒に受けていて、昔からよく知っている。ちょっと楽な優勝だっし、申し訳ない」。
ファイナルはS級の決勝戦。何と新山響平の先行を5番手から黒沢征治が捲り、神山拓弥とワンツー。黒沢は「新山さんとは初対戦だったが、信じられない…」と嬉しさと言うより、驚きの表情を浮かべていた。神山は「俺は作戦が考えるのが上手いと言ったでしょ(笑)。その通りになれば黒沢君の優勝だと。ホームで内から行き、新山君を慌てさせた黒沢君が上手かったね」。