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【北条早雲杯争奪戦】今節のレース展望!

2024/08/22(木) 17:45 0 28

小田原競輪「開設75周年記念・北条早雲杯争奪戦(GIII)」は24日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)

 今節のS班は脇本雄太佐藤慎太郎松浦悠士の名前もあったが、平塚オールスターの落車負傷で欠場になった。これでS班2名と郡司浩平が率いる地元軍団との対決の図式。この大会は圧倒的に、地元選手が強く、郡司浩平は67周年を皮切りに、69周年、70周年、74周年と制している。今年は大会連覇を目指して、オールスターの悔しさをぶつけるだろう。他にも松井宏佑が72周年、和田真久留が71周年で優勝。古くは桐山敬太郎が、平成26年の65周年を獲っている。過去の例を見ると、南関が結束して2段駆け、3段駆けの作戦が決まっている。

脇本雄太

 脇本雄太はオールスターで優出に失敗。だが、この大会は22歳の時に優勝し、実績がある。オールスターの準決にしても、太田海也相手で、スイッチが入り、松井宏佑に捲られたが、あれはナショナルチームの先駆者としてのプライドだろう。近畿のマーカーが手薄で、浅井康太との連係が基本になる。

浅井康太

佐藤慎太郎

 佐藤慎太郎はオールスターの決勝で番手絶好の展開。新山響平の掛かりも良く、ある意味、ツキバテがあったのかも。マーク屋はスンナリの展開は逆に苦手だし、スピードを貰い突っ込むレースの方が伸びる。3着以内に入れば高額賞金だったし、S班維持が見えてきた。これは本人が一番悔しいはずだ。北日本の自力型が渡邉一成小松崎大地だけでは厳しく、番組マンの配慮もあるだろう。

小松崎大地

 地元のS1は郡司浩平松井宏佑和田真久留北井佑季松坂洋平嶋津拓弥北井佑季松井宏佑の前後は分からないが、3番手が郡司浩平、4番手が和田真久留の布陣だろう。

北井佑季

 北井佑季はアグレッシブさは失っていないが、包囲網もきつくなってきた。

松井宏佑

 松井宏佑は勝ちを意識しすぎて、オールスターの決勝は後方で不発。セオリーなら緩んだジャンでの仕掛けだった。最近、獲りたい、獲りたいの気持ちが強く、肝心なところで消極的になっている。無心で駆けていた頃の気持ちを思いだして欲しい。

郡司浩平

 郡司浩平は、ヨコの甘さが指摘されているが、地元の記念なら、えげつなく邪魔はされないだろう。本来、人の後ろより、快速捲りの方が魅力のある選手だ。メンバーを見わたしても、中四国、九州、2班の選手は厳しい戦いになりそうだ。

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