2021/08/07(土) 11:00 0 0
川崎競輪場のナイター「アーバンナイトカーニバル(GIII)」が6日に2日目を迎え、8Rの二次予選は番手奪取からまくった内山雅貴が制した。
徹底先行のイメージが強い内山雅貴だが、二予の番手飛びつきは「考えていた」と作戦のひとつだったようだ。
「ライン3車の松岡(辰泰)君に出られたらチャンスはないし、その時は粘ろうと思っていました。みんな驚いたと思います(笑)」としてやったり。実際、2着の小林泰正は「内山君が引いてきた所を巻き返す作戦だったけど、まさか粘るとは。それで結果的に最悪のタイミングの仕掛けになってしまった」と振り返っていた。
「練習ではヨコもやっていたけど、いざやってみたら全然できてなかったですね(苦笑)。自分は自力だし、(番手に入っても)落ち着かずに行ける所からタテに踏むつもりでした」。番手から出ていく気持ちが、結果的に白星を手繰り寄せた。
「今日は前橋で師匠(新田康仁)と(鈴木)陸来が連係していたので、自分も頑張らなきゃって思っていました。初めてGIIIの準決にいけてうれしいです」
しばらく伸び悩んでいたが、今回の活躍でスランプ脱出と言っていいだろう。身体能力の高さは誰もが認めているだけに、準決勝でも軽視できない存在だ。(netkeirin特派員)