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【前橋競輪予想】兄が不在でノビノビと走る志村龍己/A級レース展望

2021/08/05(木) 08:30 0 0

8月6日から前橋競輪場で「関東カップ鈴木保巳メモリアル」が行われる。S級レース出場の注目選手や見どころを競輪記者・町田洋一氏に伺った。

熱戦が繰り広げられる前橋競輪場(撮影:島尻譲)

 今期は無念のA級落ちになった志村龍己。兄であり、師匠の太賀とセット配分であったが、兄は直前で病気欠場。兄の御前レースだと、気持ちの入れ方が尋常でなくなるが、不在ならノビノビと走れる。前期のS級でも一番前を任されているし、目標が不在ならば柔軟に攻める。関東に、めぼしい先行選手が不在で、後悔をしない走りからも自在戦になりそう。同じく前期S級だった山崎充央は弟子も多く、昭和の匂いがするマーカー。埼京で自在選手の和田禎嗣に任せるか、志村との連係になる。北日本は板垣昴が先行を中心に攻めている。これには、人望厚い青森支部の支部長・高谷雅彦がマークする。

 南関勢も充実している。徹底先行の格清洋介を先導役に、番手で柴田功一郎が仕事をやる。これは、役割がきちんとしているので、かなり良いラインだ。誰もが知る、五輪のメダリストであり、実績ある永井清史だが、とうとうA級に落ちてしまった。あの、世界に通用するダッシュ力は落ちていないし、まだ老け込む年齢でもない。降級一発目の松山は準決で飛んでいるが、慣れないミッドナイトと言う事を理由にしたい。ここ迄にはA級のレース形態にもなれるはずだ。番手は中部で温厚な人柄の島野浩司。S級でも何度もワンツーを決めており、気心の知れた関係だ。近畿は元プロボクサーの鮫島康治菱田浩二が中心の機動型で、これに吉村文隆がアシストする。地元の1班は堀勝政だが、優勝争いは厳しい。青木亮太と共に準決進出が目標となる。

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