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【向日町競輪・ミッドナイト】強地脚を武器に『競輪』を実践中! 橋本優己

2021/08/02(月) 19:00 0 2

京都向日町ミッドナイト競輪「TIPSTAR杯(FII)」が3日に初日を開催する。8Rを走る橋本優己に話を聞いた。

「特進するつもり」と目標を掲げた橋本優己

 最近の若い選手はダッシュを生かし、出足で勝負するスプリンタータイプが多い。ここ数年、顕著であるスピード競輪に対応するにはいいのかも。反面、後ろ攻めからじっくりと上昇し、徐々にスピードを乗せていく地脚タイプは年々、減少傾向にある。

 橋本はそちら側の属性を持つタイプ。岐阜大垣の若手でいうと山口拳矢小浦凪がダッシュ型の代表格であるが、橋本のねっとりしたアトガカり脚質もなかなかの魅力であり、後ろを固めるベテランマーカーには優しい。

岐阜だと…山田諒さんや今回一緒の志田龍星さんが地脚ですね。自分はデビュー当初と比べてダッシュが少し付いたと思うけど、それよりも半年ごとに踏めるパワーと距離が上がっていると実感しています」と地脚の強化は順調だ。

 この選手の評価を周りから聞くと「練習よりも実戦の方がはるかに強い」という声が多い。本人にぶつけると「これはよく言われます。周りから『練習の脚じゃ優勝できない』とか『レースじゃ1.5割増』とか」と否定しない。無類の強心臓なのか、本番向きというのは選手としてはもっとも大事な要素で武器と言っていい。

 来期は点数的にS級へ上がれそうだという。早くS級戦線を走る姿を見てみたい気もするが「今は(3連勝中なので)6連勝して特進するつもりです!」と力強く宣言。もしかしたら、もっと早く見られるかもしれない。(netkeirin特派員)

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