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【向日町競輪・ミッドナイト】ベテラン、山田圭二が新人との向き合い方を語る

2021/08/02(月) 18:30 0 2

京都向日町ミッドナイト競輪「TIPSTAR杯(FII)」が3日に初日を開催する。4Rでスーパールーキー志田龍星をマークする山田圭二に話を聞いた。

若手を乗せる術を語った山田圭二

 検車場に姿を現し、メンバー表を見るなり「覚悟はしていましたよ…」と苦笑い。まるで観念したかのような表情だった。目標にする志田龍星は目下6連勝中。今シリーズを3連勝すれば9連勝を達成して特昇が決まる。

「彼はデビュー前に名古屋に練習しにきたこともあるんです。だからどんな選手かはわかります。しっかり勝ち切るあたりは119期の中でも抜けている。すぐにS級上位でも通用する脚ですよ」と志田の強さを承知している。

「新人は好きに走らせたら、とてもじゃないが僕らは付いていけない。初日、準決はラインのレースをしてもらいたいね。決勝は勝つレースでいいんだから。S級上位を走れるほどの素材と、自分のような年齢の追い込みが同じレースを走って勝つのはなかなか厳しい。そのためには力の差を彼らとのコミュニケーションで埋めるしかないんです(笑)」と歴戦のベテランは若手をうまく乗せる術を心得ている。

 自信のワンツーを目指すが「もちろん自分も一生懸命付いていくし全力で走る。それでも、(ダッシュに)離れちゃう脚質なんですよ。そこはお客さんにはご理解を願いたい(苦笑)。裏目2,000両ぐらいでしょうね(笑)」と弱音をコボすが、前回の平塚初日には今節参加している疋田力也の鐘カマシを捕まえている。初日も志田に付いてさえいければ渾身差しも考えられる。(netkeirin特派員)

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