2021/08/01(日) 17:30 0 4
今期は2年ぶりのS級戦。前回はまったく歯が立たず、何もできずに降級したが今期は手応えがあるという。「前回は何をしてもダメで…。ひどかった。でも今シリーズ4日間ともにバックを取るレースもできたし走った感じが良かった。このままやれればS級の点数が取れそう…な気がします」
初日は同県の桐山敬太郎を上位に連れ込み、2日目は実績上位の不破将登を不発に追いやった。3日目は逃げて7着も個人タイムは「13秒8」。島川将貴のバンクレコードのレースだったが大いに健闘したと言っていい。
関根と言えば高知には思い入れがある。母方の祖母が高知出身なのだ。この事実は以前から有名で、父・幸夫さん(59期・引退)も高知を走るたびにコンドル紙に「妻の実家のある高知では割り増し」と書かれていた。「終わってからも少しだけ顔を出します。めったに会えないし、車で来たので」とおばあちゃん孝行してくるという。
幸夫さんは人格者で選手間の人気があった。だから、他地区の選手から関根は頻繁に声を掛けられる。「父をきっかけに普段まったく接点のない人が話しかけてくれる。うれしいですよ」と、たぶん母親似のさわやかな笑顔でハニかんだ。今年もう30歳を迎える万年青年は人の良さがにじみ出ている。(netkeirin特派員)