2021/07/30(金) 07:00 0 1
“地元3割増し”どころではない山中貴雄
地元を走る選手は普段以上の力を発揮して好走することが多く、「地元3割増し」という言葉がよく使われるが、山中貴雄の場合は地元5割増し、6割増しになる。
「なんなんでしょうね(笑)。いつもはどのコース行こう、どこ突っ込もうって迷ってばかりなのに、地元だけはそういう迷いや怖さが全くなくて、どこからでも行けちゃう。自分でも本当に不思議」。
石原颯と人気を分け合った初日予選11Rは、踏んだりやめたりの展開になりながらもピッタリマーク&シャープな差しで会心の1着スタート。
「最後は内と外を確認しつつ残すような感じで。緊張したけどしっかり走れてよかったです。怠さとか重さも全くなかったし調子はいいですね」と手応えもバッチリだ。
大先輩も太鼓判
大先輩の佐々木則幸が「地元のエースは貴雄」と言うように、ここ数年はずっと高知で一番の戦歴を残しており、69周年以来2度目の地元記念制覇に期待がかかる。
「福井記念が終わってからここに標準を絞ってやってきたし、とりあえずは1つ勝ててホッとしました。目標は当然優勝ですが、まずは一戦一戦しっかり走って決勝に乗らないと。去年の記念は無観客だったので、お客さんがいる今年の記念はやってやろうって気持ちになっている。2日目以降も集中して」と気を引き締めた。(アオケイ・長谷川記者)