閉じる

【よさこい賞争覇戦】佐藤慎太郎が験の良いバンクで美酒を味わう! 新山響平が仕掛ける展開も!

2021/07/27(火) 18:30 0 4

7月29日より高知競輪場よさこい賞争覇戦(GIII・最終日8月1日)が行われる。主力選手の近況や、見どころを競輪記者・町田洋一氏に伺った。

 断然の本命のS級S班の清水裕友が欠場して、S班は佐藤慎太郎だけの参戦。富山記念に続いて、少し淋しいシリーズになってしまった。

S班唯一の出走となる佐藤慎太郎(撮影:島尻譲)

 展開に左右されるマーク屋の佐藤だが、日本で一番、験の良いバンク。2003年に全日本選抜競輪で初のタイトルホルダーになり、平成23年の開設61周年記念でも優勝している。今節は新山響平をタッグパートナーにして美酒を味わう。

 500mバンクにしては直線は短くお皿バンク。ナショナルチームで鍛えているパワーを発揮すれば、新山が慎太郎を振り切る展開も十分ありそう。村上義弘も、54周年と平成28年の66周年で優勝しており、相性の良いバンク。富山記念の稲垣裕之の優勝にも刺激を受けているし、近畿の機動型が山本伸一松岡健介ぐらいだし、自ら仕掛ける展開も十分ある。

関東の注目は売り出し中の眞杉匠(撮影:島尻譲)

 関東は鈴木庸之が欠場して売り出し中の眞杉匠長島大介がマークする栃木コンビが中心。南関はエース級の自力選手が不在で、点数を持っている岡村潤は不運。中部は数少ない戦力でも慣れている吉田敏洋が自力で仕掛ける。

いつ爆発してもおかしくない中川誠一郎(撮影:島尻譲)

 中国は清水の欠場で手薄になったが四国勢の機動型は充実している。島川将貴佐々木豪松本貴治は何れも長い距離を踏める。
 九州は山田英明が欠場して中川誠一郎のやる気が問題。それがいつかは本人含めて誰も分からないが、いつ爆発してもおかしくない活火山だ。

若手注目株・石原颯(撮影:島尻譲)

 今節は町田太我山口拳矢がいないし、2班の若手の注目株は地元四国地区の石原颯。まだ競走が荒削りだが、先行に拘っている姿勢は素晴らしい。
 地元の顔役と言えば、人間性が抜群の佐々木則幸。この人も惜しい男の一人だが、過去に地元記念のVもある。地味だが山中貴雄も平成31年の69周年で男になっている。

閉じる

新着競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票