2021/07/26(月) 08:00 0 0
7月27日から前橋競輪場で「WINTICKET杯」がミッドナイトレースで行われる。A級チャレンジレース出場の注目選手や見どころを競輪記者・町田洋一氏に伺った。
119期の新人が3人出場して、この中から優勝者が出ると考えるのが自然。
まず、準地元の山梨の中島詩音。在所成績は18位で8勝している。師匠は城幸弘で、名門日本大学の自転車部出身だ。養成所時代からも逃げており実戦タイプ。ルーキーシリーズでは大宮がオール3着、静岡では6着、2着、4着だった。デビュー戦の弥彦ミッドはピンピンで勝ち上がり決勝3着。
塚本瑠羽は在所70位で未勝利。東海大学の出身だが、柔道からの転身組。柔道では、全日本の強化選手にも選ばれたエリートだが、まだ競輪では戸惑っている様子。ルーキーシリーズでも大宮は全部7着、静岡でも6着、4着、3着と連に絡めなかった。本格化するには時間が掛かると思われたが、いきなり青森で優勝している。
佐藤竜太は神がかり的な引退試合をやった林巨人が師匠。在所成績も46位で、動いていなかったのもマイナス。ルーキーシリーズは和歌山で6着、4着、1着。続く名古屋は4着、2着、4着。実戦タイプで富山のデビュー戦はピンピンで勝ち上がった。
地元で一番人気のある高橋由記は中島の番手を回り、2期連続して2班の点数を確保したい。渡辺馨は弟子の塚本との連係が楽しみと話していたが、直前欠場になってしまった。ライン的には山梨、長野の方が血が濃いし、中島には長野の藤本龍也がマークして、地元の高橋が3番手と言う布陣も考えられる。