2024/08/12(月) 10:00 0 3
「オールスター競輪(GI)」が13日、平塚競輪場で開幕します。今節の前検日と初日にはケイリン女子部・二宮歩美部長による恒例の潜入レポートも公開予定!今回は潜入取材前の二宮部長のシリーズ展望をお届けします。
年に6回行われるGIの中でも1番派手さを感じるのがファンからの人気投票で出場が決まるオールスター競輪! 今年は8月13日〜18日の6日間、平塚競輪場でナイター開催されます。通常のGIは競輪での実力(競走得点や賞金など)がそのまま出場権獲得順位に直結しますが、オールスターに関してはその実力のみならず“タレント性”…言わば、ビジュアルやコミュニティ力、イメージ、知名度、運、パワーバランスなど総合的な要素が決め手になり、その年のランキング、いわばトレンドのようなものが打ち出される傾向にあるように感じています。
そこがまたオールスターの一つの楽しみであり、熾烈なトップ争いのステージだからこそ。競輪の実力以外でのプラスαの強みでランキングを逆転出来るチャンスがあるのは面白味の一つではありますが、むしろ、それを評価するのが自分たちではなく、ファン側にあるのはある意味もどかしさの一つかも!? 一体、タレント性ってなんなんだー! 正解はなんなんだー(笑)! そしていよいよ今開催からパリ五輪組のナショナルチームが参戦! 更にハイレベルな戦いになり、今年の後半に向けて、ちょうどよい刺激を与えてくれそうで今から楽しみ!
基本的にはスタンダードな400バンクなので、今回はあえてバンクの特徴ではなく場内の特徴を紹介しようかと! 何よりも平塚競輪場って、若いお客様、おしゃれなお客様が多い印象で、ビギナーの方でも溶け込みやすみ印象! 選手紹介の時にも声援を送るとしっかり届く距離で、選手に思いが伝わっているのも実感することが出来るので、思い切って声を出して応援してみると更に楽しくなってくるかも!
場内にはたくさんの美味しい売店があって、湘南ならではの海鮮丼やアジフライなんかもあって、その土地柄も感じられるよ!
下の写真のベンチは大人気で、いまだに確保出来たことがないけれど、連れときて一緒に飲食をともにしながら競輪観戦が出来るおススメスポット。
そしてなんと言っても、発送機前は臨場感があるので、一度は必ず行ってみて! 目の前でレース直前の選手の表情が見られるんだけれど、あまりにも近くて、こちらがちょっと恥ずかしくなってしまったり!
◆古性優作選手
人気ランキングNo.1であり、去年はGIを3つ制覇した強者。集中力やバランス力が桁違いで最後まで諦めない姿は観ているものの度肝を抜く、精神力がある。現在、賞金ランキング2位で、このままでもグランプリ出場は有力ではあるものの、どこかでまたタイトルを獲るのではないか、といつも期待してしまう存在。高松宮記念杯前に一緒に練習したナショナルチームも参戦で一段とモチベーションが上がりそう。
◆太田海也選手
元々、ボート競技でオリンピックを目指していたが、挫折を味わったのち、まさかの自転車トラック競技に転向し、念願のパリ五輪に出場。人生って本当にどこで転機が訪れるかわからないなって思わせてくれるのが、この太田選手。いよいよひとしきり落ち着き、今年初となる競輪に参戦。
ナショナル組では唯一ベスト18に選ばれ、オリオン賞に出場する。121期の早期卒業生であり、デビューして2年半だが、著しい成長でポテンシャルは非常に高い。2023年の競輪祭では決勝に進出し、ヤンググランプリ優勝で幕を閉じているだけに、今年ここからどう爆発してくれるか、ワクワクが止まらない。
◆深谷知広選手
すでに今年、郡司浩平選手や北井佑季選手がグランプリを決めているだけにかなり有利に運べそうな南関勢。次、乗ってくるのは深谷選手か岩本選手とみているが、郡司選手とは何度も前後を互いに入れ替えて連携し、魅せるレースをしている深谷選手。特に2020年の全日本選抜in川崎の決勝では前を周り、早めに仕掛けて郡司選手の優勝に貢献したのが今でも記憶に残っている。自身のGI優勝は2014年に遡るが、今年のテーマの一つである“復活”をテーマに移籍後の南関勢として初のGI制覇も遠くなさそう。
オールスター競輪開催中は前検、初日に二宮歩美の潜入レポートをお届け予定! そして8月15日にはトーターレボリューションドーム館林にて「競輪×オート」の座談会!そして8月16〜18日は前橋競輪にてライジングスターズが開催され、いずれもケイリン女子部でオールスター競輪期間を盛り上げていきます!