今期からA級へ降級したが、S級でも1勝級だった自力型というのは競輪ファンにとっては周知の事実ではないだろうか。ただ、今期は3場所を走って1勝しか挙げられていないというのはさびしい限りと言ってもいい。

「降級すると点数を持っているから、どうしても受けて立つ立場のように思ってしまうんですよ。だから、行かなきゃ行けないところで構えてみたりと噛み合っていないんです。だから、脚がどうこうではなく気持ちの面が大きいですね」と近況を振り返る。

　今回は前走のいわき平から中12日ほど空いたが、この暑さへの対処や練習面ではどうなのかを聞いた。

「ちょっと配分が詰まっていたんですけど、今回ようやく空いたんですよ。休養してリフレッシュしましたし、その後はちゃんと(練習を)やってきましたから(笑)。構えたりして力を出し切れないレースが多いんですけど、気持ちの弱さが出ているのは自分自身で分かっているんです。中川(勝貴)さんが付いてくださるみたいなので、しっかり応える走りをしたい。気持ちの入ったレースをしたいですね」。(アオケイ・忍足記者)