平塚所属の柴田功一郎は「去年11月以来の地元戦です」と張り切って今シリーズに乗り込んできたが、初日は分断に遭って7着と勝ち上がりを逃した。巻き返しを期して臨んだ2日目も前がもつれて「2回もコケそうになった(苦笑)」とキツい展開に。直線で鋭脚を繰り出したが2着が精いっぱいで、最終日も一般戦回りとなった。

「去年11月の初日の時も後ろから突っ込まれて車体故障してしまったし…。そもそも3年くらい、平塚でお客さんの前で走っていないんですよね、ミッドばっかりで。お客さんの前に出るのは支部のイベントとか。参加直前もアウトレットで10時から17時まで自転車をこいできたし、オールスターの時も1日は選手会ブースで子どもと一緒に自転車を漕ぐ予定。平塚のために自分なりに一生懸命やっているんですけど、まだ足りないってことでしょう(苦笑)。いつか最高の形で返ってくるはずなので、その日のためにもやれることをやって徳を積んでおきます(笑)」

　自虐モードに入ってしまったが、脚力は一般戦では上位の存在。最終日こそ報われて欲しいものだ。(netkeirin特派員)