2024/07/31(水) 18:00 0 15
松戸競輪の「開設74周年記念・燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(GIII)」が8月1日に開幕する。5Rの一次予選に出場する中川誠一郎に話を聞いた。
先日、待ちわびた地元・熊本競輪が約8年ぶりに再開。中川は初日特選5着、7着、4着と成績は振るわなかった。結果を残してなんぼの勝負の世界だが、確かなモノがあった。
中川は「やっと無事に開催を迎えられて、一段落ついて良かった。直前まで忙しかったけど、その中でも落ち着いて走れたのかな」と率直な思いを口にする。
リスタートをきった今、ここからが大切だ。地元一丸となって、いつまでもファンに愛され、活気のある競輪場を築いてほしい。その思いは誰よりも中川が一番強いはず。
「あの雰囲気の中で走れて、これまで踏ん張ってきて本当に良かったなって。3000人ものファンが駆けつけてくれて、ああいった熱気のある中で走れた。あの光景が今後も当たり前のように続いていってくれたら。バトンタッチじゃないけど、次世代の選手たちにも伝えたつもり。僕はできる限りのバックアップをしていきたい」と思いを述べた。
「正直、心身ともにボロボロ。どこまで選手を続けられるかは難しい部分があるけど…、あらがっていけるように」と気を引き締める。
あらがって、あらがって。しぶとく走り続けてほしいと思うのは記者だけでなく、ファンや選手、みんなが思っていることだろう。(アオケイ・八角記者)