3月の宇都宮で落車し左手小指を骨折。「意外と復帰までかかってしまった」ため近況の競走得点は0.00(4〜7月の出走がないため)。

「点数がなくなったのは初めて(苦笑)。ゼロから頑張れってことですよね(笑)。練習はやってきたし、まずは悔いのないように力を出し切りたいです」と復帰戦への意気込みを語った。

　ここ松戸は、優勝候補に挙げられながら予選敗退を喫したり、落車をしたりと板根にとって曰く付きのバンク。

「そうなんですよ、松戸では結構ツラい経験をしている…(苦笑)。ただ今回は点数もないし挑戦できる立場。気負わずに納得のいくレースをすることだけを考えたい。その気持ちが良い結果をもたらしてくれるかもしれないので」と無欲の攻めを強調した。

　一部の間で今、1989年生まれの世代を『板根世代』と呼ぶのが流行っているとかいないとか。「板根世代って言われるのは嬉しい。同じ年の北井(佑季)君も板根世代を喜んでいましたよ(笑)。ワタシが頑張らないとですね! ひゃっひゃっひゃ」とハイテンションで答えた世代のリーダーが、復帰戦でしっかり爪痕を残す。(netkeirin特派員)