2024/07/26(金) 23:15 0 12
ここは中釜章成を番手に得た。中釜と言えば強烈なダッシュ力に定評があり、カマシ・まくりをめっぽう得意としている浪速の爆弾男。初連係の浅井も、もちろん鬼の踏み出しを知っており「自分の不得意な部分でもあるし、ちぎれないように」と警戒を払っていた。
中釜はいつも通りの強さを発揮し、7番手から2角まくりで別線を瞬く間に飲み込んだ。快速まくりにさすがの浅井も口が空いたが焦らず冷静に付け直した。
「中釜君は普段、おちゃらけているけどレースは真剣。自信に満ちあふれていますよ。気持ちの切り替えも得意だし、やはり近畿で育っている先行屋」と中釜を称えると、ヨコで聞いていた中釜は「おだてるの、うまいっすね(笑)。もし準決でも一緒だったら2周行ってしまうじゃないですか」と、そのおちゃらけモードで浅井に返したが、褒められて満更でもない様子だ。
レース後、浅井が中釜の肩をポンとタッチして激励すると、中釜はなんと浅井の肩をポンポンと叩き返した。「調子のエエ子や」と浅井も笑顔で返すなど、やり取りからもお互いの和やかな関係性が伝わってきた。準決は別々のレースとなりラインを組む機会は無かったが、この先2人が連係したときは息の合った連係が見られそうだ。(netkeirin特派員)