2024/07/26(金) 16:30 0 2
GI優出歴がある藤木裕が圧倒的人気を集めた4Rは、地元の117期・山川奨太が3番手奪取から捲ってラインで上位独占に導いた。
「練習の成果を出せましたね。良かった。初めての地元戦でなんとか勝ち上がれればって思ってたけど、まさか1着なんて。これでお腹いっぱいにならないように、決勝を目指して準決勝も頑張ります!」
2016年4月に発生した熊本地震。当時の山川は「競輪選手を目指して、合志(正臣)さんに弟子入りして3か月くらいたった頃」だった。
「1日目は家でテレビを見ていましたね。2日目はベッドで寝ていたけど、近所の人もみんな外に出るほどの揺れだった。部屋の中の物がいろいろと動いちゃったり、家のお皿とかは全て割れてしまった。あれから8年ですか、長かったですね。地震前の500バンクは数回だけしか乗らなかった。新しくなったバンクでレースが出来て嬉しいです。お客さんがいなかったから変に緊張しなかった。準決勝はお客さんの前で走れる。なんとか結果を出したいですね。時間も早いし、ナイターの別府記念を走ってる(師匠の)合志さんは見てくれてなかったかもしれないけど、地元戦を経験出来るのはやっぱり格別ですね」
今開催は5R発走直前の9時45分から入場が開始される。初日は4Rで無観客の中でのレースになったが、準決勝は6Rに出走。今度は地元ファンの前で奮闘する姿を見せる。(netkeirin特派員)