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【オランダ王国友好杯】合志正臣「弟子や後輩たちはまだ熊本を走ったことがないし、彼らに早く地元を走ってほしい」

2024/07/25(木) 22:30 0 9

別府競輪場のナイター「開設74周年記念・オランダ王国友好杯(GIII)」は26日、2日目を迎える。12RのS級二次予選を走る合志正臣に話を聞いた。

コンドル出版・武田一康社長の激励に合志正臣(左)はニッコリ

 “肥後の牛若丸”がS級に舞い戻ってきた。昨年7月に「21年ぶり」にA級へと陥落し1年間、若手たちと車を合わせてきた。今期は持ち場に戻り3場所目。「S級はスピードが流れるし対応しやすい。自力選手もここってところから踏むので乗りやすい」と久しぶりのS級戦を楽しんでいる。

 初日10Rは伊藤颯馬田中誠の9番手を固めると、逃げた伊藤に乗って猛烈な中割りを披露したが、あわや突き抜けたかと思われるほどの勢いだった。「誠っちゃんは追走がうまいからその後ろって付きやすいんです。狙われる位置だったし守れてよかった」と9車立てなどレース勘にも難なく対応している。

 今節は地元、九州勢が健闘しているが、合志の勝ち上がりで熊本全員が二次予選へと進出した。それも、これも活況に沸く地元バンクのおかげといえようか。合志は直弟子や西島貢司支部長から預かった弟子たちと共に日々、熊本競輪場で揉まれている。ベテランから若手まで今、共通する思いは“地元バンクを走る”ことだ。

「もちろん、自分も呼ばれるのが楽しみですよ。できれば開幕戦で(中川)誠一郎と走りたかったよね。でも、自分は地元を走ったことがあるからまだいい。弟子や後輩たちはまだ熊本を走ったことがないし、彼らに早く地元を走ってほしい。それも補充じゃなくて正あっせんで。事前に準備して大事な地元に備えてほしいです」と再建した地元バンクに思いを馳せる。

 もちろん、来たる日が来るまで、合志も準備を怠らない。

熊本は強い子がたくさん出てきたし、自分も続けるように。食い下がって、もっと車券に貢献したい」とモチベーションは限りなく高い。(netkeirin特派員)

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