村上にとって当地は2019年に「サマーナイトフェスティバル」を制するなど好相性を誇るバンク。「記念の決勝もあるし、要所、要所で呼んでもらいいい成績を残しているイメージがありますね」と本人も肌合いの良さを感じている。

　そのとおり、8Rは谷口遼平の仕掛けにピタリと続くと、2センターでは別線の仕掛けを阻み手堅く抜けだした。「事前に『前受けでいきます』と聞いていただけだったので、自分の中ではまくりと思っていたけど先行でしたね。出足のいい選手だしもう追走だけ。この年齢になるといつも踏み出しにドキドキですよ(笑)」と、百戦錬磨の村上とはいえ抜かりなく、常に気を払っている。

　2日目二次予選12Rは古性優作マーク。古性の何でもありのストロング駆けに食い下がり準決への切符を手に入れる。(netkeirin特派員)