初日特選は東日本に自力選手がいないメンバー構成。ジカ競りもいとわないファイター武藤龍生がどういった戦い方をするのか注目を集めたが、本人の腹の内はだいぶ前に決まっていた。

「行けるなら松浦(悠士)君に付けたいです」

　その後、松浦本人、東日本の先輩たち(成田和也、松谷秀幸)の了承を得た、正式に松浦マークを表明した。
「選んだ理由ですか。いろいろあるけど、同期というのが大きい。同期で同級生だしグランプリチャンピオン。同期の中で目標にしていた選手でもある。空くなら連係して一緒に戦いたいと思ったし、付け切れれば勉強にもなるはずなので」と説明した。

　前回のサマーナイトは準決で眞杉匠ー吉田拓矢の3番手を回ったが「前の2人は決勝に乗ったのに、自分は何もできず不甲斐なかったし情けなかった」と悔しい思いをした。「気合を入れるために」と頭を丸め、心機一転迎える今シリーズ初戦でどんな走りを見せてくれるか注目しよう。(netkeirin特派員)