地元の渡辺十夢は5着でギリギリ一予を突破したが、二予は寺崎浩平に付け切ることができず8着と大敗を喫してしまった。

　この日の敗者戦は上田尭弥に付けられる番組で、その上田が主導権を握ると渡辺も食らいつき即席ワンツーが無事に決まった。

　2着をキープした渡辺は引き揚げてくると開口一番「個人的に表彰式をします。上田君ありがとう！ って」と笑顔を見せた。

「この2日間を見てもらった通り、ぶっ壊れていたので。迷惑かけっぱなしだけど帰る(欠場する)わけにはいかないし、必死に確定板を確保しようと。今日は(上田が1番車で)車番ももらえていたので、それ(地元の恩恵)も大きかった。調整失敗？ 中3日でよかった試しがないし、コースが空かなかったとかじゃなく単純に(突破できる)脚がなかった。あと今回は“渡辺家”がみんな苦戦しているでしょ。一成、雅也、十夢って(苦笑)。風水的なものもあるのかな(笑)」

　最後は冗談が飛び出すなど、3日目の確定板入りで少し気持ちに余裕が出てきた様子。あと1日、気力を振り絞って地元記念を走り抜く。(netkeirin特派員)