2024/07/21(日) 20:00 0 15
熊本競輪再開を祝う大事な開催とあって最低でも決勝がノルマだった。2日目、準決12Rで1着を手にし目標は達成したが、そこに笑顔は無かった。なぜなら、ラインを固めた中川誠一郎と中本匠栄を連れ込むことができなかったからだ。
道中は中団にこだわり、外併走の山崎芳仁に閉じ込められて苦しんだ。さらりと下げて立て直す判断もあったが、あえて中団にこだわった。「(前のレースで地元勢の)失格とかもあったし、変な方向に行ってしまわないようにと考えて緊張した。リスクを取りたくないこともあってああいう走りになりました。そのあとも焦ってキメて仕掛けた感じです」と振り返った。
それでも、地元からは嘉永と緒方将樹の2人が勝ち上がった。決勝は緒方-嘉永と並び北井佑季率いる南関本線に立ち向かう。「将樹とは初連係。ダッシュが強烈なのでちぎれないことを考えて2人で頑張りたい」と地元の歓声を味方に付けて大暴れしてみせる。(netkeirin特派員)