2024/07/21(日) 19:45 0 3
2日目、準決3Rの半田誠が直線を鋭く伸びて1着を手にすると、スタンドは大いに沸いた。半田は応援に来ていた親類や友人たちの前で面目を保ち「初日のこともあったし準決は何とか結果が欲しかったから良かったです! それに、あそこに行きたかったんですよ」とバンク内で行われる勝利者インタビュー場を指さして、喜んだ。
半田のレースを見て気合が入ったのは5Rの中村雅仁と松本秀之慎。松本が小技を効かせて中団に潜り込むと、間髪入れずに1センターまくり。中村は口が空いたものの懸命に続き、牽制を乗り越えてワンツーが決まった。松本は「内が空いたので入って中団を取った。あそこ(2角手前)で仕掛けないとワンツーを決められないと思ったので行きました」と狙い済ました仕掛けに満足げ。
中村は引き揚げるなり「危なかった〜」と安どの表情を浮かべた。「スタートを取って欲しい、ってオーダーもあったので緊張しました。2着だったけど、ビジュアル的に秀之慎が1着インタビューに行った方がいいでしょう(笑)。普段以上の声援があったし、うれしかったなぁ」と冗談を交えながらも決勝進出の余韻にひたった。
決勝は順当に半田、松本、中村の並び。半田が「ラインの先頭で出し切りたい」と意気込めば、松本も「ライン3人から優勝できれば」と力を込めた。中村を番人役として地元3人が結束してV戦線を賑わす。(netkeirin特派員)