2024/07/20(土) 19:00 0 9
約8年ぶりの本場開催に多くのファンが競輪場に詰めかけたが、11Rを迎えるまで地元勢の1着がひとつもなく、10Rの兼本将太と上野優太が他勢に先着を許すとスタンドからは大きなため息が漏れた。これ以上、失敗はできないとばかりに緒方将樹と中本匠栄は責任を背負ったレースで決死のワンツーを決めてみせた。
地元から1着が出たのは良かったが、中本はさすがにバツが悪そう。2車単で差し目が断トツの一番人気だったものの、緒方を差し損じたからだ。「思った以上に将樹が強かった。自分の力を過信しすぎました…。お客さんに申し訳なかったです、すいません」と平謝り。
今節は自身の状態がいまひとつ噛み合っていないと自覚しており、この先の修正が待たれる。「初日で現状の状態がわかりました。道中のタイミングや進み具合、車の詰め方とか感覚の修正が必要です。今、やれる手を打って備えます」と準決までに軌道修正を図る。(netkeirin特派員)